内容説明
【複数色を使用したコンテンツです。モノクロ端末では一部読みづらい場合がございます。】日本人が知っているようで知らない、全国・都道府県の間にある「県境(けんきょう・けんざかい)」。その線は思いがけない理由によって生まれ、意外な場所に引かれていた! 「栃木・茨城県境で真っ二つの神社」「霊峰富士をめぐる境界」など、県境には調べれば調べるほど面白いミステリーが隠されている。ベルリンの壁崩壊(1989年)の2年前、東欧各地で「国境流浪」の旅を敢行し、国境という境界線の不思議さに魅せられた写真家とフリージャーナリストが、全国各地に赴き撮影と取材を重ね、一冊にまとめたのが本書である。日本国内の「見えない境界線」=県境の狭間に生きる人々の暮らしを活写し、その背後に隠された歴史的経緯や地域事情、さらには日本という国家の成り立ちをも窺い知ることのできる、貴重なビジュアル・ブックである。巻頭・文中には多数のカラー写真を掲載しており、美しくも不思議な光景から、県境の秘密を明らかにする。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
amabiko
2
『ふしぎな県境』『県境マニア!』に続く県境本3冊目。ライターではなく専業カメラマンが撮っただけあって、写真はとても美しく、そしてなんというか異界観が漂う感じがよい。文章は前掲2冊に比べて凝っているし、掘り下げも深い。2018/12/19
ピオ
1
もっと詳しい地図があるとよかった。2010/09/19
Fige
0
飛び地や県境についての飛び込み取材集。レポーターの好奇心に従い、日本全国の特徴的な県境等を調べていくもの。 神社の境内を県境が真っ二つに通っていたり、富士山山頂は所有者はいるが県境が未定だったりと、興味深い場所が溢れている。 境界は、藩政時代、明治維新、戦後、色々な時代に施政者が定めたものだが、境界の数だけ歴史があり、知れば知るほど面白い。2017/12/05
甲斐小泉
0
神社やホテル、スーパーの真ん中を県境が通っていたり、かつての藩時代の境界争いが未だに尾を引いている箇所があったり、とても面白いレポートでありました。日本は狭いと言うけれど、その中にこれだけ多様性があるのだと感心しました。2010/03/21
RIE5
0
県境に息づく由来や、生活する人々のいま。無骨な感じの書籍だが、こういうテイストもいい。著書の拘りが見える。惜しむらくは、収録の県境一覧があれば。2010/07/25
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