内容説明
百歳医師が語る「悩まず元気に生きる秘訣」。
百歳の現役医師・高橋幸枝先生が、悩まず元気に生きるヒントを伝授します。健康の秘訣は、毎日の階段の上り下りに、毎晩1合の晩酌。お酒は80代から始めました。頭の健康には「数独」。難問もなんなくクリアできます。「認知症対策には日記がいい」「けがで入院したら、『年だから無理しない』など思わずにがんばってみる」など、実体験から得た具体的なヒントが満載です。
またシニア世代の読者のために、1章を割いてメッセージを掲載しました。シニアの方の中には、家に閉じこもっている方も多いようですが、高橋先生は70代では海外を飛び回っていたし、80代から苦手だった絵画を習い始めたそうです。「80歳以下なんて、若いのだから何でもできるわよ」と発破をかけてくれます。
さらに、人生のしまい方についても言及。思い出の品を手放すことの意義や、90代の知人が遠方より一人で訪ねてきてくれた経験から、友人と会っておくことの大切さなどについても語りました。
あれこれ実践したくなるヒントが満載の、読めば若返った気持ちになる1冊です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
コージー
25
★★★☆☆100歳を超えた現役精神科医が、「悩まずに生きるヒント」を語ります。死を覚悟して毎日を過ごす100歳の医師は、悔いなく人生を楽しんで歩んでいるとのこと。著者の本を読んでいると、不思議と勇気がもらえます。すぐにクヨクヨ悩んでしまう、そんな方は、髙橋先生の言葉にふれて、明日を生きる一歩を踏み出してみませんか?【印象的な言葉】①昔できたことができなくなっても、がっかりすることはありません。今やれることを積み重ねていけばいいのです。②悩んでいるだけでは物事は解決しない。悩んでいるヒマがあったら行動する。2019/07/08
SHIN
14
著者は、老いは心から来るものだと考え、少しは無理をしないと自分自身がダメになるとも感じている。物事を始めるのに遅すぎることはない。何が出来るか・出来ているのかを考えるのも悪くない、そう思えた本でした。2024/04/15
雨巫女。@新潮部
10
《私-図書館》百歳の女医先生の生き様と、貴重なお話。ほどほど生きるより、やはりちょっと無理して生きた方がいい。私も、実践しよう。2019/05/28
カリン
7
100歳を超えてなお現役医師というのは尊敬に値する。迷った時はやってみる、等前向きの言葉の数々に勇気付けられる。2018/05/03
雛
4
ちょっと無理して…なかなかご高齢の方に、もう少し頑張ってみて。とは言いづらい。ご本人ももしかしたら…最大限、頑張ってるかも知れない。 などと思い手に取った本ですが、心配無用。98歳で大腿骨骨折も入院時にシッカリとリハビリをされ、一人暮らしに戻れた・80代で新たに絵画教室へ通い始めたり…何事にも遅いことは無い。始めるか悩むだけか?何事も試して続けてみる。などと優しさと励ましに溢れた1冊でした。2024/03/30