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内容説明
「管理会計」の解説書というと、専門的な内容のものや、どちらかというと学問的なものがほとんどですが、本書は、現場で活かせる「管理会計」の基本を、たくさんの事例を交えながら紹介しています。
たとえば、コーヒーショップを例にした値段の決め方や商品戦略の立て方など、シミュレーションを通して、管理会計を身近なものに感じてもらいながら、会社の数字を実際に経営に役立ててもらえるようにしています。
また、全体像のつかみづらい管理会計を体系化して解説しているので、この1冊で管理会計が確実につかめます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
手押し戦車
14
ビジネスで会計で一番大切なのは貢献利益!ビジネスは普段の活動による利益を上げて続けていくこと!起業をする人は損益計算書よりも変動損益計算書を重視することで変動費と限界利益を分けて固定費回収など計画が立てやすくなる。経営者の手腕は会計で見ると設備投資をした分、変動費率を下げ設備で増えた固定費を今まで以上の貢献利益率を上げることで経常利益に対する意見をしっかり述べることができる。変動損益計算書は損益計算書とは異なり変動費を細かく全部だすので貢献利益に対する情熱、誠実さを見るには最高の計算書2015/06/25
nekozuki
9
管理会計の基本書。いわゆる財務会計(会計規則に基づいて作成が求められる計算書類)ではなく、会社内で分析・意思決定をするための会計データという観点でどのような指標を分析すべきがが完結にまとまっている。 職業柄財務会計ベースの資料を読み解いて分析するほうが多いが、管理会計の考え方も理解しておくとより分析の幅が広がるように感じた。特に、限界利益と固定費の関係(「固定費が付加価値を生む」という発想)は、PL改善としてまず固定費削減を想定しがちな私の中では目から鱗だった。2024/09/29
ふろんた2.0
9
仕事関連。2016/03/30
Yasomi Mori
5
「企業価値」は、企業が今後生み出すと予想されるフリーキャッシュフローの現在価値の合計。企業価値から、現時点の有利子負債を引いたものが株主価値。株主価値を発行済み株式数で割って求めた1株当たりの株主価値=株価。その上でステークホルダーへの分配原資となるのが、「付加価値」である(付加価値の分配先は、ヒト=人件費、モノ=減価償却費、地代家賃、カネ=支払利息、国=税金、株主=純利益)。すなわち「企業価値の増加は、付加価値の増加によって実現できる」という認識が重要だと。では付加価値はどのようにして生まれるのか?2021/05/30
いえ
5
当方、会計士資格取得を目指しており、その内の管理会計の分野に苦手意識がありました。出題される試験問題は組織の管理会計そのものへの理解力が試される物が多く、携わった実務経験のない自分からするとイマイチ想像のできない点が多くあります。書店の棚から一冊ずつ目に止まった物を読み漁ったところ、本書が一番分かりやすかったです。戦略・投資、マーケティング・営業、開発・製造、人事・組織、に関わる部署の人にも是非身に付けてほしい知識だと著者は述べています。試験までも、試験後も大活用したいと思います。2020/08/26