内容説明
「9条」を信じている人など本当はいない?!
昭和の戦争は、リベラルに近い「革新」派が主導した。
戦後、軍国主義の精神を引き継いだのは憲法9条を信奉する人たちだ。
人間の無意識には「裏切り者検出装置」があり、外集団には気を許さない。
9条信者も本心では、憲法前文も9条も信じていない。
意識と無意識が乖離し、彼らは自分にウソをついている。
自己欺瞞も心の進化の産物であり、9条信者の狙いは「日本壊し」だ。
彼らの破壊衝動が再び日本を壊す前に、その現実を知れ!
・なぜ「9条を守れ」と叫ぶ人々は、決まって攻撃的なのか
・なぜ太平洋戦争は、負けると分かっていて始められたのか
・なぜ朝日新聞は、慰安婦報道などで日本を貶めてきたのか
日本を覆う「9条を守れ」の大合唱。その背後にある無意識の「衝動」を、
保守派の論客が進化心理学と脳科学の最新の知見から解き明かす。
すべての「なぜ」を解く鍵は「破壊衝動」にある!
【主な内容】
第1章 ソ連に近づいた昭和戦前期の日本
第2章 「戦前昭和は右翼体制」の嘘
第3章 戦前と戦後を結ぶ「革新」
第4章 戦後の平和主義は軍国主義の裏返し
第5章 憲法9条が「日本を壊す」
国民をだます最良の方法は
自分をだますことだった!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ミナ
10
これだけ争いの歴史があり、いまも紛争が世界各地で起こっている状況で9条の理念を信じている人はやはり危険だと思う。公立の教員は組合で言われたことを鵜呑みにして自分で考えて選択していないところが大問題だと思う。考えた末、破壊衝動が背後に潜む憲法9条を守れ!と言っていても怖いけども。2018/04/22
マキノ・ジロー
4
憲法9条は安全保障どころか安全を崩壊させる危険がある事を、人間の本性という観点から論じている辺り説得力が強い。 共産主義で貧乏を無くす事は無理なばかりか、経済を困窮させてしまう事は多くの人が理解出来る。 しかし、一方が丸腰になって平和を訴えても、平和主義は広まらないばかりか侵略を招いてしまうという事が分からない人間が多すぎるのが日本の現状である。 満州事変を起こして軍部を暴走させる原因を作り、戦後は憲法9条を支持した石原莞爾の人間性にも興味がある。 何よりも、人間の本性についてもっと知りたい。2018/03/09
巻野仁朗
0
「要するに、命の重みを蔑ろに出来る人が信じているふりを装うことができるのが憲法9条だ、ということです。」5ページ。人間が無意識では憲法9条を信じていないという前提で始まる本だが、本当に辻氏の著書は読んでいてドキリとする事が多い。軍部に押された平和主義者と思われがちな近衛文麿の恐ろしい一面、良識的海軍軍人のイメージがある米内光政が親ソ派で、終戦工作もソ連寄りになる方向で進められた事など戦前・戦中についての意外な事実が暴かれている。9条改正を語る上で引用されている心理学、生物学などの成果も面白そう。2016/11/27
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