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内容説明
経営とデザインの融合でブランドは成功する!
赤字ブランドを黒字化し、成長を続ける「中川政七商店」十三代 中川淳と、
「COEDO」「nana’s green tea」「生茶」など数々のデザインを手掛けるエイトブランディングデザイン代表 西澤明洋が、
経営者、デザイナーそれぞれの視点から「ブランドのはじめかた」を解説します。
両者が手がけた5つのブランディングのケースを参考に、経営とブランドとデザインの関係性をひも解く内容。
ブランドを成功させるためのノウハウ、ブランディングの具体的な進め方なども掲載しています。
ブランドやデザインが企業経営にもたらすメリットについて見識を深めたいビジネスパーソンにとって見逃せない一冊です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ito
46
大企業のブランド本は多いが、本書は中小企業のブランディングを経営とデザインの視点から論じている。前半が5つの事例、後半が解説となっている。事例は顧客と著者の対談形式であるが、現場の取り組みが伝わってくる。中小企業のブランディングは結果論の要素もあるが、本書では意図的にブランドを作り込んでいく過程が説明されており参考になった。中小企業が抱える差別化要因の一つとしてブランドは重要な要素となるだろう。ブランドを育てる手法として、インナーブランディングという考え方がよかった。続編も読みたい。2014/02/04
リュウジ
9
「ブランドのつくりかた」ではなく「はじめかた」。後半は方法論。前半はブランディングに成功した企業の社長たちと、中川政七商店の中川さん&ブランディングデザイナーの対談。その社長の口からでるのは「思い」。はじめに…にも書いてあったけど、今の時代に重要な経営感覚は「いかに売上げを上げるか」ではなく「いかにしてブランド力をあげるか」。ブランドは「思い」からはじまるってことだと再確認した。この本に答えが書いてあるわけではない。ここからなにを読み取るか&自分なりに加工して理解して使いこなすか・・・だなぁ。 2017/05/17
Humbaba
8
ブランドを体現する人間を作る。それは簡単なことではない。しかし、それをやることができれば、ブランドは大きく成長する可能性が高まる。そのときに大切なことは、経営者とブランドを体現する人物を分離することである。経営者は数字の麺ではその人物を注意することがあったとしても、ブランドの行く咲きは任せることが重要になる。2013/09/16
murmur_book
5
前置きが少々足りないためか、インタビュー記事の順番が気になったけど、デザインを活かしたブランドづくりをしたい人やブランドと経営について考えたい人には、読みやすくて良い本。2010/11/14
aoi
4
「ブランディングとは、伝えるべきことを整理して、正しく伝えていくこと」とし、ブランディングの上でデザイナーがいかに大切かを解く。 ブランディングとは発想を広げた上で区切ること・欲張らないことだと思う。前半のインタビューにはこれを支える信念にあたる金言が多くある。「ブランドマネージャーって、スキルではなく人格だと思うんですよ」など。選択することへの勇気をもらえた。2016/09/22