内容説明
ひとけのない公園に落ちていた一枚の幻の金貨。それを手にした小学5年生の高坂健輔(こうさかけんすけ)にオキシジェンと名乗る奇妙な男は語った。「もしも……力が欲しいのなら……それを探してみるといい……面白いところに、糸がつながっている――」と。男の言葉は未来への鍵か、それとも禁断の邪悪な扉か? 秘宝を探し求めて、少年は不思議な冒険をはじめる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
眠る山猫屋
12
ブキーポップ系とは知らず購入、嬉しい驚き。近作がなんとな〜く低迷(という程ではないか)気味なシリーズ外伝。 冒頭から“世界を支配する者”オキシジェン登場。でも、この人の事、詳しくは忘れてしまった。そして巻末に現れる“彼女”… あの子ですよね!? まさに間奏曲といった趣の一冊。ブキーポップ再読を決意。2011/09/10
柊龍司@中四国読メの会&読メ旅&読食コミュ参加中
12
ブギーポップの世界をミステリーランドの子供向け作品として語ってみましたという感じで、新鮮みはないけど、外伝というかスピンオフという感じで、まぁ好きな感じの作品。でも、子供向けとしては屁理屈多すぎのような気も…2011/07/03
うみ
10
オキシジェンが人としての思い出を作れて、良かったというお話し。こんな楽しそうなオキシジェン見たことないよ。笑うんだぜ?2024/01/21
調布ヶ丘ダンスダンスレボリューション
9
まあなんとも感想が書きづらい作品。主人公の少年がクワガタを追っているうちに出会った柊という男。この男が持っていた金貨から宝探しが始まっていくのだが、本作はストレートな冒険ものというわけではない。柊がしばしば口にする意味深な言葉、それによって作られる独特の世界観を楽しむべきなのだろうか。ただ上遠野作品をあまり読んでいないため、いまいち入り込めなかった印象が強い。まあ著者のファンのための作品ということだろうか。個人的にはミステリーランドの中では比較的下位の作品かな。2017/06/15
ハハハ
9
ブギーポップのスピンオフみたいです。ブキーポップを読んでないせいか、ふわふわしてて、よくわかりませんでした。2017/05/11