自衛官の心意気 - そのとき、彼らは何を思い、どう動いたか

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自衛官の心意気 - そのとき、彼らは何を思い、どう動いたか

  • 著者名:桜林美佐
  • 価格 ¥1,500(本体¥1,364)
  • PHP研究所(2017/09発売)
  • ポイント 13pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569826813

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内容説明

著者が東日本大震災発生後の自衛隊の活動について取材・執筆した『日本に自衛隊がいてよかった』(産経新聞出版)は、多くの読者に絶賛された。だが著者は当初、同書の出版に前向きではなかったという。それは、国防を担う組織である自衛隊が災害派遣で活躍したことだけに注目するのは本意でなかったからだ。だが、その考えは近視眼的であることに著者は気づく。自衛官が過酷な環境下で黙々と活動を行った当時の様子は、周辺国には「脅威」と映った。つまり、「この国には、国土や国民を守るために、自らやその家族が犠牲になっても献身する者がいる」と知らしめることになり、日本侵攻の意志を挫くことに繋がるからだ。戦後に自衛隊が発足して以来、自衛官たちは苦悩の「戦史」を背負ってきた。また現在でも、法的な制約や人員・装備の不足など課題は多い。あらゆる危機の局面で、自衛官たちは何を思い、どう動いたのか――。感動の自衛隊ノンフィクション。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

TheWho

15
安全保障・国防問題などを中心に取材して執筆している防衛ジャーナリストの著者が、自衛隊の実態を言及する一冊。著者はこれまで、自衛隊に関する種々の著者がある様だが、今回初読みとなる。以前防衛省絡みの仕事に従事していた事もあり、興味深く拝読できた。北朝鮮や中国、そして東日本大震災以降自衛隊への見方が変わってきた様にも思えるが、未だ自衛隊の実情は一般的に知れ渡っていない。右左の思想はさておき、現実に国防を担っている自衛官諸氏に国民として感謝するべきと思う。是非様々な方々に読んで頂きたい一冊です。2017/07/17

スプリント

10
誰もがその活動と貢献を認めていながら それでも存在を否定される自衛隊。 自衛隊を語るとき本音と建前が都合よく使い分けられてることが多いように感じます。2019/03/30

nyangle

7
自衛隊の活動を紹介しながら、現行法の至らない点や国民の誤解なんかを指摘していく本。普段あまり目が向けられない裏方にも言及しようとしているところが本書の美点。たとえば、空挺団を紹介するにとどまらず、落下傘を作っている隊員にまで言及しているあたり。全体に、右気分で読むと「よくぞ言ってくれた!」という感じ。左気分で読むと「それは推測でしょ?」みたいに突っ込みたくなる部分もちらほら。そのへんを割り引きながら読むのなら、安全保障や国防について考えるための材料のひとつとして悪くないんじゃないかと。2017/07/27

gohan takikomi

6
自衛隊は「法を守って国滅ぶ」という選択はしないかもしれない、自衛官に何でも背負わせないためにも国の体制を変えなければいけない。法関係のこともそうですが家族と触れ合う機会が少ない転勤が異常に多いトイレットペーパーがない等の身の回りの環境も整えて国防に専念出来るようになるべきです。2018/03/25

Fumi Kawahara

6
最近、災害続きですっかりあの緑の迷彩服をテレビで見かけることが多くなりましたが、旧帝国陸軍の暴走(実態はデフレ下でのお役人の予算獲得競争の過熱)のイメージがつきまとって忌避されてきただけに、な~んも知らんのですよね、軍事って。なので、こういう軽めのものからアプローチするものの、そのボンビーぶりに情けなさと申し訳なさが募るわけですよ。トイレットペーパー60cmて。ユダヤ人強制収容所か。左翼お得意の人権どこ行った。日本の若者に対するイジメか?!ってゆー。て言うか。北朝鮮の方が自衛隊よりよく撃ってるよな。2017/05/29

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