内容説明
愛知県をメインに岐阜県南部まで路線を張りめぐらし、昭和には「パノラマカー」で一世を風靡した名古屋鉄道。総路線長は近鉄、東武に次ぎ私鉄第3位の長さだ。本書は名鉄電車の歴史や昭和と平成の比較、ほとんどの線が名鉄名古屋駅を通る針の穴を通すような運行、各沿線の描写など、生まれも育ちも名古屋の著者がその魅力を凝縮させた“名鉄雑学読本”です。
徳田 耕一(とくだ こういち)
交通ライター。昭和27年(1952)、名古屋市生まれ。名城大学卒業。鈴鹿国際大学(現=鈴鹿大学)などで観光学の客員教授を務め、現在も他校で同職。また、昭和60年と平成7年の名鉄運賃改定公聴会では、運輸省(現=国土交通省)運輸審議会から一般公述人(条件付賛成)に選任された。鉄道旅行博士。主な著書に『名古屋駅物語』(交通新聞社)、『東海の快速列車 117系栄光の物語』(JTBパブリッシング)など。ほか多数の著書がある。
目次
■本書の収録内容
第1章 名鉄 全線全駅 豊橋―岐阜ブロック
名古屋本線~名鉄全路線で唯一「本線」を名乗る会社の屋台骨
第2章 名鉄 全線全駅 三河ブロック
豊川線~軌道線法準拠のままの“鉄道”
西尾線~大半は単線だが、優等列車も走る西三河の基幹路線 ほか
第3章 名鉄 全線全駅 知多ブロック
築港線~ミニ路線だが任務は重大
河和線~知多半島東岸を走る通勤・観光路線 ほか
第4章 名鉄 全線全駅 尾張・美濃(岐阜)ブロック
犬山線~競合相手がいない“超ドル箱”路線
瀬戸線~名鉄唯一の独立路線 ほか
第5章 名鉄 雑学アラカルト
名鉄の廃止路線
名鉄 車両ガイド
名鉄と他社との直通運転
名鉄きっぷの“謎”
昭和浪漫 未練
感想・レビュー
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