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内容説明
高齢者たちは、なぜ「死にたい」のか?「死にたい」と言わせないために、私たちには何ができるのか? 日本は現在、世界のどの国よりも早く「人生90年、100年」という時代に突入しています。しかし一方で、自身の長寿を喜べない高齢者も増えています。大きな病気もなく、経済的にも家族関係にも恵まれている人であっても、「死にたい」という思いに駆られる例が少なくないのです。本書では、増え続ける「死ねない老人」の実態を解説したうえで、その背景や解決策を提示します。高齢者が人生の集大成ともいえる時期を充実して生きるためには何をすべきなのか。また高齢者本人の意思が尊重される医療や最期を叶えるために、家族や社会で行える対策にはどんなものがあるのかも解説しています。(「はじめに」より抜粋)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
団塊シニア
26
生きていたくないが死ぬこともできない高齢者、果たして長寿は幸せなのだろうか?と本書を読むと痛感する。2017/10/25
梅ちゃん
22
2018.01.31あまり実感として自分の死を考えたことがないなぁ。というか、避けてるのかもしれない。たくさんの管につながれてただ生かされてるのって嫌だなぁ。QOD(クオリティ オブ デス=死の質)という言葉があるらしい。「いかに自分らしく、満足して死ねるか」を考えなければならない。「人の役に立つ」こと「好奇心を持って学ぶ」ことを生きがいとせねばならない。リビング・ウィルも作成しとかんとあかんかな。2018/01/31
ロア
16
過剰な医療が尊厳のある死を遠ざけているのでは?安らかな最期を迎える権利とは?本人よりも家族の意見が優先されるのは正しいのか?日本と欧米諸国の比較も紹介されています。予想通り全然違うのね(´ω`)お年寄りの方たちは、書籍のタイトルなどで早く死んで欲しい的なのを見かけたりすると、かなりグサッとくるらしいです。その気持ち、分かる。。。私も自分で死にたいって言うのは全然普通だし気にならないけど、周りの人から私が死ぬ話をされるのは思いのほか辛かったもの(´∀`;)2017/04/03
かわうそ
12
「命はだれのものか?」特養で寝たきりでベッドに並んだ、胃瘻造設した高齢者を見てたら特に思うし、リビングウィルはもっと法的に強制力を持つべきな気がする。日本の高齢化は恐ろしく速いのに、並行してするべき制度の法整備は遅れている…いろんな言い分もあるだろうけど、何とかならないのかな(*_*)2019/07/23
Humbaba
10
長生きすることによって幸福になれる人はいる。しかし、それは長生きすることが幸福であるということとは同値ではない。周囲の人間は少しでも長く生きて欲しいと思う気持ちは間違いではないが、どうするかを本当に決めるべきは本人である。長生きしてもそれが苦しみを永らえるだけであれば、本当にあるべき姿なのかは疑問である。2017/06/24
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