招き猫文庫<br> ふぬけうようよ 猫手長屋事件簿

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招き猫文庫
ふぬけうようよ 猫手長屋事件簿

  • ISBN:9784592831037

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内容説明

代三郎は、若いくせに日がな一日三味線を鳴らすぐうたら大家。しかし、彼には故郷・猫手村の氏神、大猫様から任された務めがあった。飼い猫、栗坊と 魔物退治に出発するが、果たしてその首尾は!?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mocha

86
このところたくさん出できたYAのための時代物。ぐうたら大家とトラ猫栗坊が、三味線片手に魔物退治。もっとおちゃらけたものかと思っていたが、意外にしっかりとした作品で楽しめた。陰陽師としゃばけを足して薄めてラノベ風味をちょっぴり?栗坊がとにかくかわいい。2015/10/18

BlueBerry

75
雰囲気的には、しゃばけに似た感じでしょうか。序盤は江戸人情物の装いでおっとりとした主人公があれこれボヤく内容が結構楽しいので飽きずに読めたのが良かったと思います。終盤は若干アニメっぽくはなったけれど、まぁまぁ妥当な終わり方だと思います。所謂、勧善懲悪物なのでラストもスッキリしているので読後感も頗る宜しい。話の進め方が比較的新鮮で手探りで読み進んで行けたのも良かったかな。読み終わってみると割と内容は薄かったけれど楽しい時間を過ごせました。しゃばけが好きな人なら大丈夫だと思います。序盤◎中盤○ラスト○総合◎ 2015/01/23

ぽろん

30
サクサクと読了。ぐうたらな大家代三郎と栗坊の使命が判ってからは、一気に読んだ。甲斐甲斐しく代三郎のお世話をするお巻ちゃんも、何だか、普通ではない様な気がするのだけど、、、。猫の神様もユーモラスで、次巻が気になるところだが、図書館になくて、どうしようかなぁ。2017/03/11

ネムコ

27
表紙、題名、あらすじから、かる~い物の怪退治の短編集かと思ったら、ガッツリ長編、しかも敵が強い。「ふぬけうようよ」ってそう言う意味かいっ! そして猫が出てきますよ~。味方が猫なら、敵も猫。ひょうひょうとした猫神様まで出てきちゃう。極楽トンボな主人公もいい味出してるんだけど、私的には「あと、もうちょっと…」かな。次回に期待です。時代考証も頑張ってて、ちゃんと「銭湯」ではなく「湯屋」が出てきたところに作者のこだわりを感じます。2014/12/18

瀧ながれ

20
ひらかなのタイトルがやわらかいので、なんかムーミン谷のニョロニョロみたいなのがふわふわしている情景を想像していたのですが、…なんだこのふぬけ、厄介じゃないか!(笑) 事件巻き込まれ型で解決は上から降ってきて、クライマックスが力業だったので、もうちょっと「推理」的な場面があってもよかったなー。栗坊の人間バージョンのイラストが見たいです♪2014/11/13

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