内容説明
『生きるためのひとこと』というタイトルの本を出版する以上、それなりの責任と覚悟が必要だった。このようなタイトルを見て本を手にする人の中には当然、生きていく意味を見失ったという人や、もう死んでしまいたいと思っている人もいるだろう。もし、あなたがそんなひとりなら、せめて最後の一編、「わたしは、生きる」だけでも読んでほしい。あなたは、本当に生きたいと願っているし、生きるためのひとことを求めているからこそ、この本を手にしたのである。この本はそんなあなたのために書いた。」(あとがきより)「おはよう」「行ってきます」「はい」など、日頃口にする言葉に救われるときがある。そこに秘められたエピソードを語る。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
43
何気なく使うひとことですが、そこには大きな意味があるのですね。「初めに言があった。言は神と共にあった。言は神であった。」の聖句が示すように。2021/04/01
かおりんご
25
エッセイ。晴佐久神父のぶれない思想って好きです。カトリックを身近に感じさせるのがすごいなと思います。2017/06/03
なみふく
4
生きるためのひとこと、というタイトル通り、生活の中の一言一言に生きる意味を見いだせる神父の言葉は読んでいて心地よい。 今一つ知らなかった晴佐久神父の幼少期の事を知ることが出来て、晴佐久神父に興味がわいた。2017/09/01
りさ
2
この本、好きだな2025/05/22