ポプラ新書<br> なぜ、世界は“右傾化”するのか?

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ポプラ新書
なぜ、世界は“右傾化”するのか?

  • ISBN:9784591153406

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内容説明

あり得ないことだらけ! ニュースのプロは世界をどう見ているのか? 世界に「昔はよかった」という流れが生まれている一方で、くい止めようとする力も働いている。 イギリスのEU離脱やトランプ政権の混乱が続く中、仏大統領選では極右政党の代表が選ばれなかった。 先が読めない時代を私たちはどのように見ていけばよいのか。 現場取材をしながら独自の視点でニュースを解説する池上彰と増田ユリヤが、複雑化する世界を読み解く。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Isamash

27
著者は池上彰と増田ユリヤで、2017年出版。池上彰の本が通りいっぺんで中身が無いのは周知であったが、「ワイドスクランブル」で増田ユリヤによるレポートはまあまあと思っていたので本書を読んだ。残念ながら、現地取材によるミクロなだけの記述で歴史や社会学的な考察的なものが無く、正直つまらなかった。取材場所は米国ではニューヨーク、南東部アトランタ郊外の町、英国ロンドン、フランスのパリ、ダンケルク郊外、北武港町カレー、ドイツのベルリン難民キャンプ、等。マクロン登場時、市民に根付いた政策への期待感があったことを知った。2023/01/24

宇宙猫

27
★★★★ 池上さんの本は分かりやすい。メディアは見せたいように報道するから、現地の雰囲気とは異なるのが良く分かる。2017/11/19

青色夜ふかし

22
トランプの誕生、EU離脱、極右ルペンの台頭。世界は右傾化の潮流。しかしそんなに単純ではない。▼『右傾化』の定義一国主義、移民難民の受入制限。▼世界の潮流は国民の生活改善。▼ポスト・トゥルース▼フェイクニュースの方がリアル。▼米・英・仏の3国を比較。??トランプの移民拒否大統領令は全て司法判断で頓挫。大統領令は悉く頓挫。??離脱の巨額の手切れ金7兆円、独自のエネルギー政策、国内の独立意識の高まり。で離脱できないかも。??中道・新党共和国前進!のマクロンの勝利。しかし獲得票は棄権票と僅差。2017/12/09

かおりん

21
イギリスのEU離脱にトランプ大統領誕生。世界はどうなっていくのか。移民や難民問題は他人事だと思いがちだけど、無関心ではいけないなぁと思う。極右とは自分たちが所属する国家や民族が他の国家や民族より優越するという信条をもつ思想。右翼、左翼の言葉が生まれたのはフランス革命がきっかけ。伝統を守る保守派を右翼、改革を求める勢力を左翼と呼ぶようになった。2017/08/30

ゆきこ

15
トランプ大統領誕生やイギリスのEU離脱などにみられる世界的な「右傾化」現象と、その主な原因と思われる移民・難民問題について解説する一冊。アメリカ・イギリス・フランスの現地ルポは興味深かったです。読んでいく中で、この世界的な動きを単に「右傾化」と表現するのはどうなのか?と疑問がわきました。メディアの報道を鵜呑みにせずに、しっかり本質を見なければならない、という視点には共感しましたが…。色々と考えさせられる内容でした。2017/08/14

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