内容説明
◆水道橋博士が編集長を務める人気メールマガジン「水道橋博士のメルマ旬報」の、創刊号からの人気連載「シネコン至上主義 DVDでは遅すぎる」が待望の書籍化。
◆「水道橋博士のメルマ旬報」は、エンタメ系のメルマガではその内容の濃さと文字量・購読者数が群を抜いていることで、出版・サブカル界で最注目のネットメディアです。そこで創刊号から人気が高い連載が柴尾氏の映画時評。隔週で毎回7‾8本くらいの映画を映画館で自腹で見に行き、見識の深さに裏打ちされたレビュー内容で、業界内外のファンが非常に多い。本書はこの連載をベースに、2010年代以降のシネコン乱立、IMAXや3Dの特殊上映システム増加、SVOD(定額制ビデオオンデマンド)隆盛など、旧来の映画関係媒体はあまり取り上げない、現在進行形の<シネコン時代の映画の見方>を、大量の書き下ろしで提示する「21世紀映画読本」です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
レンコン餅
1
大長編と呼ぶべきページ数。どや顔で書き尽くす数多の映画評を吹き飛ばす熱量のある現在進行形映画文。そして、シネコンの幅広さと映画館体験を事細かに書いた一冊。 もう少し密着した評も読んでみたい。都会と田舎の違いなど2017/09/13
satoshi
0
自分が興味のある映画評とコラムだけざっと読んだ。評は自分と同じ、というものもあれば個人的には首を傾げるものもあり、映画の見方はそれぞれだなと再認識。でも、どの評も面白い。また、単館からシネコンへ移行する時代を生きてきた著者のコラムは、シネコンしか記憶にない我々のような世代にとって興味深く、同時にシネコンの評価には思わず頷いてしまう。総じてさらっと読めた。2018/01/01