内容説明
喘息持ちの翔は療養のために、祖母が住んでいる田舎の島にやってきた。きれいな空気とのどかな風景に力がわいてくるのを感じる翔だったが、生まれた時から『霊』というものが見えてしまう能力を持っていたため不安な気持ちもぬぐえなかった。なぜなら、ただ『視える』だけで、祓ったり成仏させたりという力は持っていなかったからだ。祖母の家に行くと、褌で大漁半てんの威勢がいい翔のひいじいちゃんという霊も出てきて……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はつばあば
52
霊感と言うものを持つのも大変ですねぇ。七人の小人じゃなく七人もの霊を纏わりつかせるなんて。成仏するのって難しいのかしら。私も我が家の呪縛霊になったりする??。悪霊にだけはなりたくないです。さてこの主人公、霊が視えるのは家族の中で自分だけ。喘息もある。父の実家がある島に行けば喘息が治るかもしれないと七人の霊を連れて島に到着。ひいおじいちゃんが褌姿で迎えてくれた・・。褌姿ねぇ、懐かしいわぁ。父は夏、褌一丁。廊下で昼寝をしている時にご近所さんが来られた時なんか・・キャァと悲鳴が(^^;。今ならセクハラかも。2019/09/22
hirune
40
【Kindle】霊にくっつかれ易い体質で、自分では祓ったりできない翔くん。そういうシチュエーションだと普通は強い霊能者とかが助けてくれるパターンだけど、そんな人も現れず、味方はひいじいちゃんの幽霊と視えるだけの従姉妹の女の子だけ😅事件が生々しくておどろおどろしくて ちょっと怖い、ホラーじゃん😱まぁ主人公は追い詰められて成長するタイプらしいから 解決したけど、これからもまだまだ苦労しそうですね💦2020/02/03
へへろ~本舗
8
霊が見えて、その霊障が喘息など虚弱体質の一因にもなっている翔が祖母の住んでいる島に療養生活に来た。そこで出会った曾祖父の霊と共に霊絡みの出来事に立ち会っていく。虚弱体質なのにあんなに走り回ったりして大丈夫かな?二つの事件が入ってるけど両方ともかなり危険だった。翔に憑いている七体の霊も気になるし…。次の巻も出るのかな?2016/09/26
くろねこ
8
思ってたより面白かった♬ ただ2話目の壮大な感じよりは、1話目のが好きかなぁ。。 登場人物も意外と少ない…というか、主要キャラ以外あんまり描写がないから感情移入しにくいかも。。 続く、、のかな? だとしたらどうしようか悩みどころ( ˙꒳˙ )2016/09/05
けえこ
4
霊に懐かれやすい男子高校生のお話。 このまま島に残って霊媒し続けて欲しい。2017/09/19