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内容説明
「恐み、恐み」の決まり文句以外、意味や単語すらよく分からないまま聞くことの多い祝詞。日本古来の信仰に根ざし、記紀神話の時代から奏上されてきたそれらの言葉には、どんな由来や役割があるのか。神話と神々との関係や参拝のマナーとともに、祝詞の基礎知識をていねいに解説。月次祭・節分祭などの祭祀、七五三・成人式などの人生儀礼や諸祈願ほか、24の身近な例文を現代語訳とともに掲載する、文庫オリジナルの実用読本。
第一章 神道の基礎知識
第二章 祝詞の基礎知識
第三章 祝詞の例文と現代語訳
第四章 神話に登場する神々
付録 神社参拝等のマナー
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あーびん
18
神社は好きでよく行くが、”かしこみかしこみ”の部分しか知らないので、一般的に祝詞とはどういう内容なのか気になり読んでみた。普段私は神社でほとんど願い事はしないのだけれど、神様に恐れ多くもお願い申し上げるという謙虚で真摯な気持ちは忘れてはならないと思う。薄い本だが祝詞以外の豆知識も多め。2019/02/06
あまね
17
祝詞の解説本かなと思いましたが、さすが角川ソフィア文庫!学術的なお話が多かったです。神道の歴史、祝詞の解説、古事記の説明、参拝等のマナーなど、とても勉強になりました。2019/08/25
記憶喪失した男
11
日本神道がどのようなものかを伝えるには、今まで読んだ本の中でも最も参考になった本である。統一された教義がないという日本神道の本なので、記述の構成はバラバラで重複などが激しく、楽しく読むにはちょっとコツがいるだろう。しかし、日本神道、神社関係の格好いいことばを探すにはとても良い本で、儒教でも仏教でもヒンドゥー教でもキリスト教でもイスラム教でもない日本の神を知るには極めておすすめな本である。2019/10/28
袖崎いたる
7
祝詞は聞きなれない日本語やけど意味をわかったら楽しいやろうなぁって思いが報われる。2022/06/16
海星梨
7
KU。創作に祝詞を使いたくて。神道や日本神話についても概説してある。神道ガチ勢で「祝詞だけ詳説せぇや」という向きにはあわないけど、角川ソフィアだし一般向けよね。わたしの創作には、場面的に大祓の祝詞が合いそう。KUに大祓祝詞の見本がいくつかあるみたいなので、それらを参考にして祝詞のシーンを書こうかな。2022/05/05
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