文春文庫<br> グルジェフの残影

個数:1
紙書籍版価格
¥775
  • 電子書籍
  • Reader

文春文庫
グルジェフの残影

  • 著者名:小森健太朗
  • 価格 ¥774(本体¥704)
  • 文藝春秋(2017/08発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784167679927

ファイル: /

内容説明

革命の嵐が吹き荒れるロシアで、20世紀最大の神秘思想家グルジェフを巡って起こる殺人。
孤高の鬼才がミステリーの臨界に挑む!

20世紀初頭、革命前夜のロシアに彗星のごとく現れた神秘思想家グルジェフとは、いったい何者なのか?
ラスプーチン、スターリンなど歴史を彩る大物をはじめ、魅力的な思想家群像を描きながら、
「20世紀最大のオカルティスト」の正体に迫るスリリングな本格歴史ミステリ長篇。

奥泉光氏との特別対談を収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

gonta19

6
購入日不明 2011/3/17〜3/23 久しぶりの小森作品。 帝政ロシアからボリシェビキ政権に移りかわる頃に活躍した、グルジェフとウスペンスキーの神秘思想が中心。最後にちょこっとだけ密室殺人がでてくる。ロシアものは苦手であったが、本作もイマイチ作品世界に入れなかった。2011/03/23

Tetchy

3
ロシアの神秘思想家ゲオルギイ・グルジェフの正体と彼と親交の深かった哲学者ピョートル・ウスペンスキーの関係を探る歴史ミステリ。かなりエンタテインメント性を排しており、かなり困難を強いる読書になった。どうも小森氏は自身が教授でもあるせいか、自身の研究からミステリ作品を派生させているような節が感じられる。したがって作品の主体は自身の研究発表の場のようで、ミステリは付属的なものとして捉えているようだ。しかしなんとも観念的な話である。興味のない者については全くどうでもいいような話である。2010/03/24

kanamori

0
☆☆★2011/10/14

Jimmy

0
ロシア革命前夜に彗星のごとく現れた神秘思想家グルジェフ。20世紀最大のオカルティストの招待に迫る、、、と言われても、これまた延々と続く神秘哲学の問答集のような会話。だいたいその存在が架空か実在かわからない思想家が登場。完全に物語について行けない。とは言え、歴史ミステリとして楽しめば良いのかと読み進めれば、なんとほぼ終わり頃に本格ミステリに変身。つまり事故に見せかけた偽装殺人が発生!よってまあまあでした。2007/06/03

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/133653
  • ご注意事項