内容説明
猫好きで鳴る人気作家7人が集結。
猫の小説7編を収録する文庫オリジナルのアンソロジー登場!
巻末には「猫小説オールタイム・ベスト」紹介も。
【収録作品】
「マロンの話」湊かなえ
「エア・キャット」有栖川有栖
「泣く猫」柚月裕子
「『100万回生きたねこ』は絶望の書か」北村薫
「凶暴な気分」井上荒野
「黒い白猫」東山彰良
「三べんまわってニャンと鳴く」加納朋子
「猫と本を巡る旅 オールタイム猫小説傑作選」澤田瞳子
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ミカママ
526
わたしの人生にはいつも猫がいた(いる)。そんな猫好きのためのアンソロジー。アンソロはあまり期待せずに読むが、これはなかなかの力作揃い。そもそも作家さんって猫好き多いイメージだものね。この表紙を以前、我が家のロミ男で再現したのがこちら。【表紙を再現したい】部では、みなさんの参加をお待ちしております😎 https://bookmeter.com/communities/340039/topics/23243/comments/26015922023/10/16
馨
368
豪華な作家さんたちによる猫にまつわる短編集。湊かなえさんの「マロンの話」柚木裕子さんの「泣く猫」井上荒野さんの「凶暴な気分」が好きでした。私が子供時代はまだ犬の方がダントツ人気で、猫派は異端なイメージを持たれて少数派だったものですが、最近は世の中が本当に猫ブームになったので大いに猫の魅力を話せるし、また書籍も沢山あって嬉しいです。とは言え、実際は夏目漱石からもはや猫の時代は始まっていたのですよね。2017/08/11
ウッディ
298
猫に関する7つの物語。人気作家のアンソロジーとう事で、猫の描き方、物語のテイストがそれぞれらしさが出ていて面白かった。同じマンションの女の猫を部屋に軟禁する「凶暴な気分」は、井上荒野さんらしい女の毒の描き方と後味の悪さが面白かった。あと、柚月裕子さんの「泣く猫」のジワーとした読後感、「三べんまわってニャンと鳴く」の加納朋子さんらしいホノボノ感があり、どちらも良かった。この七人で犬の物語を書くとどうなるのか、読んでみたいです。2018/06/29
mae.dat
292
ねこねこアンソロジー7篇。先ず、表紙さびねこちゃんの表情が絶妙でしょう( ¨̮ )。ねこは重要な役どころですが、ねこを小道具みたいに使ってあって、人を描いた作品が多かった印象かなぁ。最後には『オールタイム猫小説傑作選』のおまけが付いていて。儂も「猫本」本棚作っているよ。澤田瞳子さんに親近感。澤田さんはねこ小説は執筆されていないのかしら。紹介された本12冊中既読は3冊しかないや。良さげなのもあります。参考にさせて頂きます。伊坂さんの『夜の国のクーパー』猫本とは思っていませんでした。そのうち読むし。2023/06/05
Aya Murakami
258
地元の贔屓の町の本屋さんで平積みされていた本。 湊かなえさんは現在淡路島に住んでいると聞きました。淡路島で作家活動する主人公と猫の話は妙にリアルで実話みたいな感じでした。幸福を運んでくるけど災いも運んできちゃう招き猫…、人生そんなもんだろうな…山あり谷ありで…。 顔に猫の入れ墨入れる話は社会の底辺の苦しみをこれでもかと描いた話でした…。だったらまともな社会生活送ればいいのに…、と思う自分は性格悪しでしょうか?2018/12/08
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