永田鉄山軍事戦略論集

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永田鉄山軍事戦略論集

  • 著者名:川田稔【編・解説】
  • 価格 ¥2,090(本体¥1,900)
  • 講談社(2017/08発売)
  • 3月の締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~3/31)
  • ポイント 570pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062586610

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内容説明

「彼が生きていれば、太平洋戦争は起こらなかった」――近年再評価が進む、帝国陸軍の至宝・永田鉄山(1884-1935)。これまであまり世に出てこなかった永田自身の文書や発言録から、戦間期に残した論考6編を収録。その冷静かつ合理的な分析が訴える、あるべき国家の姿とは? 詳細な解説を加え、昭和の大日本帝国を支えた理論・思想の背骨を明らかにしてゆく。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

なかしー

40
読んでいて極端な考えな感じがせずバランス感覚?で良く分かりやすい文章で凄く賢い人だなと思った。 平和は戦争と戦争の間にある小休止である(だから平和を維持しなければならない)その為には国民総動員となって教育や産業を促進させ軍事力をつけると言う話は分からないでもない(読解力不足でしたらすいません💦)。 併せて、資源の少ない日本はアジア圏の国々と協力しなくてはならないと言う「大東亜共栄圏」の話もあり、今後の日本が勢力を拡大する方向を示唆しているように感じた。2019/08/31

CTC

15
8月の講談社選書メチエの新刊。永田鉄山の論述や講演記録は、現在20点が確認でき、さらに一部執筆などが3点あり。本書はそのうちの主要な7点を収録し、例の川田稔氏が解説を記している。 氏の解説はほぼこれまでの著述に重なるので、本書の魅力はやはり一次史料の空気感を自分で確認できる事。そうすると、ま、結局…川田さんの云う通り。永田は国際情勢を“パワーポリティクスが貫徹する世界”と、本当に悟りきっている。避けられぬ戦が、国家総力戦にならざるを得ないのだから、大陸の資源など我がもの同様に見做すししかない、といった…。2017/09/08

剛田剛

2
・アンタ未来人が転生してきた人だろう、という疑惑が湧くレベルの論考が並んでいる。敬服した。・とはいえ、相沢事件がなくて永田が健在であったとしても、おそらく大陸~南方への進出という戦略の基調は変わらなかったろうから、「永田が生きていたら日米開戦は避けられた」というのはやや過大評価であろう。そもそも現実の昭和の陸軍は永田の影響下にあった人々が主導したのだし。・あの大戦が起きた経緯についていろいろ腑に落ちるところがあった。陸軍の目にこういうふうに世界が見えていたとするなら、そりゃそうなるわな、という感じである。2022/11/05

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