光文社文庫<br> 路地裏の金魚

個数:1
紙書籍版価格
¥712
  • 電子書籍
  • Reader

光文社文庫
路地裏の金魚

  • 著者名:鳴海章
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 光文社(2017/08発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334765460

ファイル: /

内容説明

42歳の有馬仙太郎は、製薬会社の営業マン。別れた妻に払う養育費の捻出に四苦八苦していた。ある晩、浅草での接待の後、観音裏の一杯呑み屋・金魚に立ち寄った。その店で、仙太郎は不思議な体験をする。便所を出ると、カウンターには若かりし日の父親が――。過去と現在を行き来し、仙太郎は競馬で一攫千金を狙う! 疲弊したサラリーマンの鬱憤を晴らす爽快作!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tu-ka

27
主人公は製薬会社の営業マン。離婚した妻への養育費の支払いもままならない。仕事ではMRという職種柄か、接待に次ぐ接待攻勢。描写が生々しく強烈で読む分には面白いのだけど、これが実話に基づくものだとすると、MRの世界というのはすさまじいなぁ。サラリーマンの悲哀を感じさせるお仕事小説のようでありながら、タイムトラベルの要素を取り入れおり、人生の大逆転を狙うストーリー展開はある意味爽快。2013/06/26

酔拳2

25
タイトルがいいなあと思って手に取った、初めての作家さん。タイムスリップものなんだけど、舞台が浅草というのがいい。ただいろいろお下品な描写が多く、特にゲロ吐くとこがよう出てくるなーと思ったら、タイムスリップする時の伏線?なのね。必殺ブローバックはすごいよ。あと主人公の職業がMRなんだけど、それにする意味あんのかなーと思ったら、これも伏線あり、だった気がするけど、詳しくは忘れちった。2023/02/08

rakim

7
仕事や家庭に追いつめられた男の人生の一発逆転モノというので面白そう・・と思ったのですが、不快な仕事のエグさの部分が妙に多くて、爽快感はありませんでした。女性目線で見る個人的な感覚かもしれませんが。前半の長さは半分で後半がもう少し書き込まれていても良かったような気がします。2014/02/26

snow

6
大好きなタイムスリップもの。製薬会社の営業マンがふとした拍子に過去に戻り、若かりし父に会ったり、先輩の寿命を変えたり。あらすじ的には面白い部類なのだと思うが、あまりにもグロい表現が多すぎて、記憶に残ったのは気持ち悪いシーンだけ。この作家さんを読むことは、二度と無いと思う。2019/02/21

おだまん

6
色々な意味で面白かったー2013/07/07

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/6501416
  • ご注意事項