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内容説明
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「どうすればわかりやすい話になるのかわからない」
「議論における複数の意見をうまく整理できない」
「それらしい根拠を提示されただけで、なんとなく納得させられてしまう」
このような悩みをお持ちの方にぜひ読んで頂きたい一冊です。
論理とは何か、論理的に思考するとは何か、演繹と帰納はどのように違うのか、はたまた論証上の誤りや認知的なバイアス(誤謬)とは何か。こういった事柄について知っておくのは、議論の場だけではなく、日常生活でも有効かつ重要です。
さらには、相関と因果の違いについても、理解しておきたいものです。論証のもととなる根拠に使われるデータが偏りのない適正なものであることも、見極めなければなりません。
本書は、一般的に言われる論理的思考についての誤解を解き、「論理」「論理的であるということ」の意味を改めて解き直します。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
やまだん
7
「万能鑑定士Qシリーズ」の10巻などを読んで,ロジカルシンキングや論理的思考について興味が出てきたので,読んでみた本。基本的な知識がない状態で読んだので,知的好奇心を満たすことができた。「論理的であるとは,文と文の接続表現に細心の注意を払うこと」など,極めて当たり前のことだが,改めて読むと新鮮に感じる。演繹的思考と帰納的論証の説明なども,割と楽しく読むことができた。しかし,帰納的論証の詳細と仮説演繹法の説明は消化不良。なんとなくは分かるがすっきりしなかった。とはいえ,入門書としてはこれでよいか(50点)。2017/12/21
Nobu A
5
前著「新版議論のレッスン」に続き、福澤一吉先生著書2冊目。議論のルールから論理的思考と橋渡し的に読めたのは僥倖。筆者が前著で提唱する「論理的思考=論証」を卑近な例を挙げながらかなり噛み砕いて解説。本文にある「論証において飛躍は不可欠だが大きすぎるのは問題」は本質を突いているように思う。正に目から鱗。巷に蔓延るバズワード「論理的思考」を丁寧に解説してくれる教科書。解っているようで解っていなかった。大学の初年次教育に使えそう。参考文献にある野矢茂樹著書「入門!論理学」と三浦俊彦著書「論理学入門」に食指が動く。2022/04/07
coldsurgeon
4
肯定的な出来事は、人の印象に残りやすい。そして生き延びてきたということにのみ注意が集中する生存者バイアスは、社会に蔓延っている。論理的に思考するとは何か、論証上の誤りや認知的なバイアスとは何かということを知っておくことは、生きていくうえで大切である。自分がいま直面している問題は、問題として問うに足るものなのか、と考えなければならない。そして、その問題に対して論理的思考を使うのか、使わないのかを自分に問うべきである。その使用にあたり、気持ちの余裕が必要である。2018/04/10
乱読家 護る会支持!
4
僕は論理的思考とは、自分が論理的に考える為のものではなく、自分のヒラメキを他人に説明する為に、論理的矛盾が無いかをチェックする為の、あるいは資料作成の為のツールと考えています。 そして、この本は、自分が普段使っている論理的思考は、このようなやり方なんだなと、自己再認識する為に読まれたらいいと思いました。 そして、自分は論理的思考が出来ないと思っておられる方には、、、別の本がいいんじゃね?、、、 と、論理的でない感想でした。(汗)2018/03/01
まさきち
4
最高の教科書なんて,すごいタイトルだなあ,と思いましたが,確かに名前に負けてない本.小野田さんとか戸田山さんとか,この手の本はたくさんあるけれど,単語レベルまで言葉を丁寧に扱っていている意味では最高かも.論拠と根拠の違いの説明で納得できたのはこれが初めて.たしかにいい教科書だ.2018/02/05
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