老いて、若返る~人生、90歳からが面白い~

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老いて、若返る~人生、90歳からが面白い~

  • ISBN:9784093434362

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内容説明

ふたりで191歳の、ポジティブシンキング。

明治44年(1911)山口生まれの日野原重明は、京都帝国大学医学部を卒業、昭和16年より昭和52年まで聖路加国際病院に勤務。昭和55年同病院理事に。平成4年から平成8年まで同病院院長。平成13年に出した『生きかた上手』がベストセラーほか、数々の出版物を手がける。また『葉っぱのフレディ』を音楽劇に脚色するなど、多彩に活躍を続ける。現在99歳。
一方、大正7年(1918)東京生まれの堀文子は、女子美術専門学校(現・女子美術大学)師範科日本画部卒業、戦後焼け野原だった青山にアトリエを構え、創作活動をしながら世界を放浪。大磯に移住後、軽井沢にもアトリエを持ち、自然や生命への神秘を作品にする。70歳でイタリアのトスカーナへ移住、その後もアマゾンやペルー、ヒマラヤなど、取材旅行を続け新しい作品を創作している。現在92歳。
このふたりが「芸術」、「人との関わり」、「命の尊さ」などを語る対談の中に、それぞれが日頃思っている「心の声」を挿入しながら構成する。口絵には堀の50年前の作品から最新作まで約10点を入れる(2011年4月発表作品)。

※この作品は一部カラーです。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とよぽん

22
4月から手当たり次第に、堀文子さんの画文集や著書などを読んできたが、対談もまた面白い。日野原重明先生のことを、「100歳にして未来への希望を語れる『聖人』のような方」と「あとがき」に書いてある。本当に。そして堀文子さんも不死鳥のように何度も病を克服されて。お二人の対談を読んで、「老後」などという言葉が実体のない虚しいものに思えてくる。2019/06/13

よちよち

9
年をとることに悲観的になりがちな雰囲気の中、「人生、90歳からが面白い」と明るく言い切るところがいい。二・二・六事件や関東大震災、よど号ハイジャック事件のことが語られていて、「長く生きるといろんなことに出会うものだと」感心した。たくさんの旅や人との出会いもあっただろう。私も前向きに年を重ねていこうと思う。2013/09/24

箱入り嫁

2
★執着から解き放たれた老いには、苦しみも、惨めさもないことを知りました(掘)★自分の可能性を信じて、いきいきと生きようではありませんか(日野原)――――これまでとは違った次元でものごとを考え、世界を見られるようになる本でした。2012/08/01

航輝

1
図書館本 日野原医師の本ということで借りてきた一冊 画家堀文子さんとの対談 お二人とも90歳を越えているということで言葉の重みがある 対談の中で自然の中で命を感じるという共通点があったりすることには驚き 2021/11/30

あきこ

1
高齢でも第一線で活躍している二人の対談。歳を重ねても元気でいられるのは、前向きな姿勢と世の中を見る力なのかもしれない。つまり自立だ。それは若いころからの生き方の延長で、年をとっても変わらないのだ。歳を取ると皆弱気になったりあきらめたりするけれど、それがない。言葉の一つ一つに真実の生き方を感じる。私もこんなふうでありたい。2016/09/08

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