集英社新書<br> いちまいの絵 生きているうちに見るべき名画

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集英社新書
いちまいの絵 生きているうちに見るべき名画

  • 著者名:原田マハ【著】
  • 価格 ¥891(本体¥810)
  • 集英社(2017/08発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784087208887

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内容説明

アート小説の旗手として圧倒的人気を誇る原田マハが、自身の作家人生に強い影響を与えた絵画はもちろん、美術史のなかで大きな転換となった絵画や後世の芸術家に大きな影響を与えた革新的な絵画などを厳選。画家の思い、メッセージ、愛や苦悩を、作家ならではの視点で綴る。『楽園のカンヴァス』でモチーフとなったルソー、『ジヴェルニーの食卓』で描かれたモネ、『暗幕のゲルニカ』のピカソといった、原田作品でおなじみの絵画はもちろん、古典、日本画、現代アートを含む全26点を掲載。豪華カラー図版収録。【目次】一枚目 アヴィニヨンの娘たち――パブロ・ピカソ/二枚目 秘儀荘「ディオニュソスの秘儀」――作者不明/三枚目 聖フランチェスコの伝説――ジョット・ディ・ボンドーネ/四枚目 プリマヴェーラ(春)――サンドロ・ボッティチェリ/五枚目 最後の晩餐――レオナルド・ダ・ヴィンチ/六枚目 セザンヌ夫人――ポール・セザンヌ/七枚目 バルコニー――エドゥアール・マネ/八枚目 大壁画「睡蓮」――クロード・モネ/九枚目 エトワール――エドガー・ドガ/十枚目 星月夜――フィンセント・ファン・ゴッホ/十一枚目 アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像I――グスタフ・クリムト/十二枚目 真珠の耳飾りの少女――ヨハネス・フェルメール/十三枚目 ブリオッシュのある静物――ジョルジョ・モランディ/十四枚目 マドリッド、1808年5月3日――フランシスコ・デ・ゴヤ/十五枚目 ダンス――アンリ・マティス/十六枚目 夢――アンリ・ルソー/十七枚目 ゲルニカ――パブロ・ピカソ/十八枚目 おまえの口に口づけしたよ、ヨカナーン――オーブリー・ビアズリー/十九枚目 黒の正方形――カジミール・マレーヴィチ/二十枚目 Number 1A,1948――ジャクソン・ポロック/二十一枚目 シーグラム壁画――マーク・ロスコ/二十二枚目 テワナ衣装の自画像、あるいは私の考えの中のディエゴ、あるいはディエゴへの思い――フリーダ・カーロ/二十三枚目 聖マタイの召命――ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジオ/二十四枚目 オルナンの埋葬――ギュスターヴ・クールベ/二十五枚目 叫び――エドヴァルド・ムンク/二十六枚目 道――東山魁夷/あとがきにかえて

目次

一枚目 アヴィニヨンの娘たち――パブロ・ピカソ
二枚目 秘儀荘「ディオニュソスの秘儀」――作者不明
三枚目 聖フランチェスコの伝説――ジョット・ディ・ボンドーネ
四枚目 プリマヴェーラ(春)――サンドロ・ボッティチェリ
五枚目 最後の晩餐――レオナルド・ダ・ヴィンチ
六枚目 セザンヌ夫人――ポール・セザンヌ
七枚目 バルコニー――エドゥアール・マネ
八枚目 大壁画「睡蓮」――クロード・モネ
九枚目 エトワール――エドガー・ドガ
十枚目 星月夜――フィンセント・ファン・ゴッホ
十一枚目 アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像I――グスタフ・クリムト
十二枚目 真珠の耳飾りの少女――ヨハネス・フェルメール
十三枚目 ブリオッシュのある静物――ジョルジョ・モランディ
十四枚目 マドリッド、1808年5月3日――フランシスコ・デ・ゴヤ
十五枚目 ダンス――アンリ・マティス
十六枚目 夢――アンリ・ルソー
十七枚目 ゲルニカ――パブロ・ピカソ
十八枚目 おまえの口に口づけしたよ、ヨカナーン――オーブリー・ビアズリー
十九枚目 黒の正方形――カジミール・マレーヴィチ
二十枚目 Number 1A,1948――ジャクソン・ポロック
二十一枚目 シーグラム壁画――マーク・ロスコ
二十二枚目 テワナ衣装の自画像、あるいは私の考えの中のディエゴ、あるいはディエゴへの思い――フリーダ・カーロ
二十三枚目 聖マタイの召命――ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジオ
二十四枚目 オルナンの埋葬――ギュスターヴ・クールベ
二十五枚目 叫び――エドヴァルド・ムンク
二十六枚目 道――東山魁夷
あとがきにかえて

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

352
原田マハは、新作をコンスタントに読んでいる作家です。小説でお馴染みの作品が多いので、小説の内容と作品のエピソードをリンクさせて楽しみました。いちまいの絵画から声が聞こえてくるのは、原田マハの領域でないと難しいんでしょうね。26枚の作品の内、マイ・フェイヴァリット・ワンはパブロ・ピカソの『ゲルニカ』でした。2017/08/19

SJW

292
原田さんの「ジヴェルニーの食卓」と「カンバスの楽園」を読み、一枚一枚の絵画の背景を知ると面白さは何倍にも膨らむことを知り、この本を読んでみたくなった。今まで展覧会に行っても、よほど興味のある絵画の解説しか読まなかったが、この本を読んでみて何と勿体ないことをしたと後悔した。教科書のような美術史だけの説明だけだと眠くなるが、作者個人の生い立ちや描かれた時の背景を知るととても親近感が湧き、感動も増幅されることに気がついた。しかしコンテンポラリーなアートについてはまだピンとこない。ここで素晴らしいと取り上げられた2017/12/04

kanegon69@凍結中

239
マハさんが選ぶ、「生きているうちに見るべき名画」26枚。それぞれのカラーの絵と画家の生い立ち、その絵にまつわる話、マハさんとの出会いの話が書かれている。いくつかの作品は、小説化されたものであったが、まだ小説になっていない、キュレーターとして、あるいは一人のアートを愛する人間として選択された26枚がそれぞれ紹介されているため、ここからひょっとすると作家、原田マハさんが物語を繰り出してくるかもしれないと言う期待感をもってしまう。最後の締めくくりが東山魁夷の「道」であったのもよかった。MOMAには是非行きたい!2019/08/25

れみ

238
二十六枚の名画とその画家、美術史についての解説。解説というより絵画や画家そして絵画に向き合うマハさん自身を主人公にした二十六の物語を読んだような感じ。三浦しをんさんの書評を読むとその本にすごく興味を惹かれるのと同じくマハさんが絵画について書かれた文章を読むとその画家や絵画を自分ももっと知りたくなる。東山魁夷さんの「道」の章にある魁夷さんの歩んだ道については知っていることばかりなのにマハさんの文章で書かれたそれは清々しく静かななかに秘めた直向きな情熱を感じさせる魁夷さんの作品そのもののようで胸が熱くなった。2017/07/27

bunmei

233
アート小説家である原田マハさんが選んだ世界26点の名画を堪能しました。これまでも印象派の絵画が好きで、一昨年のモネ展にも静岡から上野まで出かけました。一番のお気に入り美術館はポーラ美術館かな…。本書に紹介されている作品も、それぞれの画家の生き様、西洋美術における時代背景など、改めて勉強になりました。紹介された作品以外にも、たくさんの作品や美術ワードがあり、その度にスマホ片手に検察しながら、マハさんが奏でるアートの世界にどっぷり浸かり、満たされた時間が過ぎました。その中でもやっぱりモネの睡蓮は素敵です。 2017/07/01

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