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内容説明
田中芳樹氏の『七都市物語』を独自の解釈で描いた番外編『七都市物語 ペルー海峡攻防戦・外伝』を単行本初収録!
コマのひとつひとつ、線の一本一本にまでこだわって印刷した“デジタルリマスター版”ともいえる本シリーズもついに第五弾。
もちろん今回も大人の観賞に堪えうる大判A5サイズで刊行!
■収録作品紹介
ごく普通の男が、いつものように仕事に向かう。だが、その勤務先は戦場で!?『イワン・デジャビュの一日』
最新鋭の原子力潜水艦が沈没。乗員を襲う恐るべきものの正体は!?『海の牙』
帝政ロシア時代。極北の地に棲む悪魔に、一人の男が魅入られて!?『冬の帝王』
これは夢か現実か!? 少女が得体の知れない世界に迷い込む!?『アリス』
20万年前のヨーロッパ平原で、ネアンデルタール人と生存競争を繰り広げていた先行現生人類とは!?『暁の狩人』
雷雲の中を飛行する旅客機に雷が落ちた! その衝撃で起きた事件とは!?『落雷』
そして単行本初収録の『七都市物語 ペルー海峡攻防戦・外伝』
充実の300ページ、全7編!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かっぱ
6
悲しい話だけれども、星野版の「アリス」が一番よかった。「冬の帝王」での、人類以前の凶悪な帝王からのメッセージも印象的。2012/10/19
5〇5
5
戦争もの、海洋もの、恐竜もの、SFものなどバラエティーに富む作品集だ ♦ダイナミックな作画は星野之宣ならではである ♣そして、いずれの作品もその大胆なアイデアが印象深い ♥特に、表題作は背景描写とセリフは最小限でありながら、最後の1コマでこの世界を描き出す手腕は見事だ ♠およそ40年前の作品群であり、再読であるが楽しませてもらえた。2019/08/26
ばにらん
3
星野之宣作品、短編が7つ収録されている。面白い~。恐竜、アトランティス、タイタニック、ロシア革命、脳手術のアリス。どれも大胆な発想にワクワクする。2012/10/08
杉浦印字
2
史実とファンタジーを交錯させる奇想と驚きに満ちたプロットも見事だが、何より読者を冒頭から惹きつけて放さない演出表現が素晴らしい。2012/09/30
A.Sakurai
2
表題作の「イワン・デジャビュの一日」は久しぶりに読んだら印象が異なっていた.全体主義体制と,メダルに象徴される人の虚勢を刺激する仕組みと,愛する人と過ごす日常に組み込まれた戦争.今のわたしたちの生活とあまり変わらないだろうというテーマは明らかだ.以前に読んだときは満員電車で出かける戦争という設定と第一次世界大戦の東部戦線という舞台に強く引っ張られていて,一風変わった肌触りが印象に強く残っていた.2012/08/31