ベスト新書<br> 埼玉 地名の由来を歩く

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ベスト新書
埼玉 地名の由来を歩く

  • 著者名:谷川彰英【著】
  • 価格 ¥937(本体¥852)
  • ベストセラーズ(2017/08発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784584125618

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内容説明

◎豊かな古代史
◎街道筋の繁栄
◎日本5位730万人もの人が住む埼玉の謎は地名で解き明かす!
◎埼玉県の難読地名検定! 詳細な写真・地図つき

「古代史の彩と街道筋の繁栄」──地名から見た埼玉県の歴史と風土

この「古代史の彩」と「街道筋の繁栄」の二つのコンセプトが埼玉県の歴史と風土を成していると考えるのだが、実はこの二つはどう見てもかち合っていない。
言い換えれば、この二つが歴史的に結びついてこないのだ。
埼玉県は旧武蔵国の北半分を占めているのだが、現代人の意識からすれば武蔵国の中心は東京都で、埼玉県エリアはその「続き」(周縁)と思われてしまっている。
(中略) 江戸・東京を中心とする歴史の見方に現代人は慣れてしまっているが、果たしてこの見方だけでよいのか。
本書で明らかにしたいのは、平城京以前ではむしろ埼玉県エリアの方が武蔵国の中心地であったという歴史的事実である。(本文より)

◆「春日部」と「粕壁」 どっちがルーツ?
◆「岩付」「岩附」「岩築」どれが正しい?
◆「高麗(高句麗)人」の軌跡を追う
◆「河肥」か「河越」か?川越氏とは何者か?
◆忍城の水攻めと古墳群
◆秩父に「和銅」の痕跡をたどる
◆藁の火を焚いた伝説から?蕨市!
◆大宮の氷川神社、盆栽村、膝子塚
◆戦乱のあと寄り合った?寄居町
◆美しい草加松原と松尾芭蕉

◆塙保己一、渋沢栄一、荻野吟子、下総皖一、埼玉が生んだ偉人たち

第1章 古代史に彩られた「彩の国」埼玉
第2章 現代都市 地名の由来を探る
第3章 埼玉の生んだ偉人の生地を訪ねる
第4章 埼玉県 難読地名検定

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

禿童子

33
埼玉の地名は聞いても漢字がわからない、漢字を見ても読めないことが多いので、難読地名の本を求めていた。どちらかと言えば「地名の由来を歩く」というように、主だった市町村を実際に訪れて景色・風物・歴史を紹介しながら、地名の由来(説)に触れるという構成で、埼玉の偉人4人を紹介するコーナーは勉強になった。Googleマップで紹介されている場所を探してみるのも一興。本書で紹介されていない地名でも難読地名が多い。加須市の中種足はさてどう読むのでしょう?2023/02/15

LUNE MER

14
埼玉県に引っ越してきて十数年程度のにわか埼玉県民ではあるが、自分の住む土地に対する関心はそぉとぉ高い。近所を散歩していても多くの人が見過ごしてしまいそうな道端にあるお地蔵様や馬頭観音の石碑などをいちいちチェックしては、かつてこの辺りはどのような場所であったろうか、などと物思いに耽ってしまう輩なのでね。そんなわけで本書は非常に面白く刺激的。史跡が失われていくのはとにかく悲しい。2020/09/21

shamrock

8
埼玉の印象的な地名の考証とガイド本といった風情。埼玉出身者として楽しめた。2017/11/06

8
【立読】埼玉は昔の埼玉郡から来たもので、それは行田の「さきたま」が由来。忍城もあり、現在の行田市が埼玉の中心だった!? 蕨市は藁の火とか、、、 巻末の地名の読み方クイズは知っているようで知らない地名もあり、読み方を再認識した。2017/09/24

大先生

5
【奈良時代まで武蔵国の中心は「埼玉」だった。有名な金錯銘鉄剣が発見された稲荷山古墳などを含む古墳群は行田市にあるし、武蔵国の一宮(一番格式の高い神社)も大宮の氷川神社。塙保己一(ヘレン・ケラーも尊敬していた盲目の学者)、渋沢栄一(次の一万円札になる人)、荻野吟子(女医第一号)の出身地も埼玉。そもそも「埼玉」は「サキタマ(前玉)」が転じたものであり、「幸御魂」(人に幸福を与える神の霊魂)を意味していた。】埼玉全くダサくない(笑)ところで、埼玉県も難読地名が多いそうです。北海道ほどではないような気はしますが。2023/07/20

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