ハヤカワ文庫NF<br> CIAの秘密戦争 変貌する巨大情報機関

個数:1
紙書籍版価格
¥1,210
  • 電子書籍
  • Reader

ハヤカワ文庫NF
CIAの秘密戦争 変貌する巨大情報機関

  • ISBN:9784150505042

ファイル: /

内容説明

2001年の9・11同時多発テロ後、アメリカの情報・軍事政策は一変した。中東やアフリカの各地で、中央情報庁(CIA)は無人機に頼った暗殺作戦に血道を上げる準軍事組織に様変わりし、一方で国防総省(ペンタゴン)は自前のスパイ組織を立ち上げ、特殊部隊が 正規の戦場の外でテロリストを狩り始める。両者は互いの縄張りを奪い合い、次第に確執を深めていく――。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

Hiroshi

7
第2次大戦までアメリカに諜報機関は無かった。大戦が始まるとイギリス秘密情報部(MI6)の手ほどきを受け戦略諜報部(OSS)ができた。MI6は諜報活動中心だがOSSは工作活動中心だった。戦後に中央情報局(CIA)が外国の諜報活動と工作活動を担った。ケネディ政権から要人暗殺を担うようになる。CIAの活動を知ったフォード大統領がCIAの暗殺業務を禁止する。それを復活させたのが2001年の911事件後の子ブッシュだ。それからビンラディン暗殺までの10年間を見ていく本。秘密戦争とは戦場外で行われるテロリスト狩りだ。2024/05/30

tsune105

3
911のテロ以降、暗殺リストを基にドローンでアメリカの敵を消す軍事組織に変貌を遂げるCIAを描いたノンフィクション。 時系列ではなく、現場の工作員から大統領まで登場人物が多く読みづらい。 しかし、軍隊を持つ国防総省と情報収集・分析から軍隊を持とうとするCIAの役所間の権力闘争は見どころ。本来のヒューミントを中心とした情報収集能力の低下もしかり。 テロリストを擁護するつもりはないが、相手国家への主権侵害が恐ろし過ぎる。 著者の暗殺に対する一貫して批判的な姿勢は、アメリカ人の良心が健在なのが唯一の救い。2019/05/27

Kiyoshi Utsugi

1
マーク・マゼッティの「CIAの秘密戦争 変貌する巨大情報機関」を読了しました。 2001年に起きた9.11同時多発テロから2011年まででCIAがこんなに変わったというお話です。 登場人物の名前がすぐに覚えることが出来なくて、読むのはかなり苦労しました。2017/10/02

ゆんろん

1
もはや情報機関ではない気がする。こんな近過去?の話がでてくるのはいいんだか悪いんだか。隠し通そうとするよりはよいのだろうが。2017/09/30

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/12159837
  • ご注意事項

最近チェックした商品