迷宮歴史倶楽部 - 戦時下日本の事物画報

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迷宮歴史倶楽部 - 戦時下日本の事物画報

  • ISBN:9784054065895

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内容説明

風船爆弾、照空船、金属回収、松根油…ルポイラストの名手の著者が、焦点があたることの少ない戦時下日本の事物を独自の視点から紹介。それらがまとう時代の空気感ごと描く『歴史群像』人気連載待望の書籍化!歴史学者・加藤陽子先生との対談も収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

oldman獺祭魚翁

32
戦車のイラストではマニアの間でも定評有るモリナガ・ヨウの描いた、太平洋戦争時の銃後の国民生活。親や祖父母から聞いた苦労が解ります。誰もこんな生活はしたくないですよね。危機感を煽るのは簡単だけど、イザ戦争となったらこれよりも酷い世界が来るんですよ…2017/12/17

くさてる

21
「この世界の片隅に」を連想させられた、当時の日本の風俗史を感じられるイラストルポ。手書きの文字とカラーイラストが細かいところまで描かれているのに読みやすく目にやさしい。小さなところまで手抜きなく再現されたその絵で、当時のひとびとの生活が手にとるように分かる。取り上げられている対象も風船爆弾から飛行船まで幅広く、楽しいです。2017/09/12

カステイラ

6
戦時中の日本の生活を取り上げたドラマや映画に必ず出てくるけど実態はよく知られていない「空襲警報」や「窓ガラスに紙」「防空頭巾」などをイラストで楽しくしかもシッカリ学べる本。草鞋履きの軍夫や戦時中の水族館などピンポイントに突いた項目も面白い。加藤先生との対談との冒頭で加藤先生が、著者のこれまでの著作をカテゴリ化して本書はどの位置づけなの?と熱く語っている姿に圧倒されていたようだが、モリナガ氏は圧倒されたというより「こう分析されても…」とドン引きしていたんじゃないかと思う。2018/07/01

hitotak

6
金属供出、防火訓練、防空頭巾など戦時中の様々な事象を詳細なイラストで教えてくれる。なかでも風船爆弾については予想以上の緻密な作りこみが成されていたこと、水色の和紙製だったことなど初めて知ることも多かった。写真で見たことのあるものでも今回のようにイラストだとぐっと見やすく、わかりやすくなり、気負わず読めて面白かった。それにしても竹やりやわらじばき、蓑に松根油とエコロジカルに戦っていた旧日本軍がなんだかいじらしく感じた。2017/12/13

六点

4
一読巻を置くを能わざる本である。ディテールを追求する作者の姿勢は一貫して変わらるところがなく、一気に「戦争の時代」へ誘い込まれてしまった。もう、今戦争を振り返るのは「戦後直ぐに西南戦争を振り返る」ほどの時間が経っているのだ。そのような現代、この本は必要とされるべきであろう。難しげなことを書いたが、読みながら脱力しつつ読んだらいいと思います。もう少しボリュームがほしいと思いますが、元の雑誌連載も見開き2ページですからねえ。2017/09/19

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