内容説明
1989年、特派員として「ベルリンの壁」崩壊に遭遇した著者が、
トランプ米大統領が「メキシコの壁」建設を主張している現在まで、
各国での取材体験に基づき、混迷と激動の世界情勢の読み解き方を考察する。
「ベルリンの壁」崩壊からグローバル化は加速し限りなく続くかに見えたが、
いまやアメリカを筆頭として多くの国が閉鎖的になりつつある。
このグローバル化逆流の時代、「国家」が存在感を高め、生き残りを賭けて動き出す。
世界の行方は? その中で日本はどうする?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Zing
5
欧州、ロシア、北朝鮮、韓国、中国、中東と各国の動向と、そのような行動をとる原因である国民性や宗教についてまとめた本。 エピソードなどはしょってあることが多く、別途勉強が必要だが、各国の考え方などを学べた。2018/05/23
小木ハム
5
著者はベルリンの壁崩壊にも立ち会った読売新聞特派員。読みやすく2017年時点の世界情勢を知るにはとても良い本だと思う。『スコットランド…どの辺だっけ』と地理に疎い自分には適時挟まれる地図が大変ありがたいです。各国の歴史、集団的記憶、宗教に触れ、なぜそのように動いているのかを説明してくれてる。やはり根底的なところで宗教はよく理解しておかなければいけないですね。しかし、殺人事件がニュースで報道されたりすると『ああ日本は平和な国だな』と思う。日本に生まれて良かった。2017/11/30
ヤマーナ
4
★★★★☆ 大学での筆者の講義内容を本にしたものらしいが、こんな風に体系的に現在の国際情勢を学べたら楽しいだろうなー。ドイツについての考察の第4の視点は必見!2017/11/29
727LOVE
2
国ごとに成り立ちや「記憶」を振り返り、その国の国民性や気質まで明快に理解できる。現在を、そして未来を見定めるために、過去の歴史を振り返ることの重要性を改めて認識した。2018/09/08
lazyturtle
1
非常に分かりやすく、なおかつ今日のニュースの理解を助ける視点が導入できる。元々国際関係論には興味があったが、基本的な考え方を学べる良書だと思う。2020/07/31
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