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内容説明
「脂肪は燃焼する」「体温が高い人や汗っかきは代謝がいい」「酵素ドリンクは体内で何かいいことをしてくれる」「摂りすぎた脂肪が皮下脂肪や内臓脂肪になる」――こんなこと、信じていませんか? 実は体の代謝(体内で起こる化学反応の総称)の仕組みは、一般にイメージされているものとちょっと違うのです。では、本当の代謝とはどんなものなのか。豊富で絶妙なたとえ話を使った解説によって体内世界に対する認識を刷新します!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
128
図書館の新刊コーナーで見つけて読みました。健康本やダイエット本のようなタイトルですが、真面目な生化学本です。健康本等として読み始めると挫折する可能性が高いと思われます。解り易い例えや図式が多いので、まだ何とかなりますが、私は本書の内容を半分も理解していません。高校時代は生物と化学得意だったのになぁ(笑)糖質(炭水化物)ダイエットは科学的に正しいようです。2017/09/25
あっか
35
例え話や時々出てくるギャグ?が面白くて、何度も笑いながら完読しました!この先生の講義、絶対面白いだろうなあ。とは言え文系にとってはかなり深くて難しい内容で、半分も理解できていないと思います^^;好きな人にとってはたまらない内容だと思う。健康食品界でよく耳にする成分がどういうことか、そしてそれは本当に摂取する意味があるのか?が朧げながら分かっただけでも良かったです。2018/02/28
onasu
26
「化学反応は実験室で起きているんじゃない。日々刻々体内で起こっているんだ!」、てこの引用、大平先生は最終章の体の恒常性維持の項で使われているのですが、体内ではホントにオートマチックに体とエネルギーを産生している。 ただ残念ながら、化学知識がなく9割方は理解できず、僅かに拾えたのは、よほどの偏食でない限り、体はどうにかしてくれる。糖質の過剰は肥満に繋がる。そして、毎日の食事を鑑み、不足している栄養素に気がついたら、ちょっとでも補ってやる。 僅かな気づかいが、オートマチックを助けてやることになるそうです。2017/12/30
デビっちん
24
○○が身体にいいからという結果重視の理由で食材を選んでいたら、それは思考停止です。なぜそれが良いのか、化学的視点で原因追求の旅路をガイドしてくれているのが本書でした。身体についてもっともっと知りたくなります!2019/08/07
デビっちん
21
再読。代謝がわかると、目に見えない世界の能力が高まる気がしてきました。物質が変化する側面とエネルギーの出入りの側面を総じて代謝と言う説明があったからです。2019/08/19