イースト新書<br> 2025年東京不動産大暴落

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イースト新書
2025年東京不動産大暴落

  • 著者名:榊淳司【著】
  • 価格 ¥947(本体¥861)
  • イースト・プレス(2017/08発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784781650869

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内容説明

東京が危ない!23区に迫りくる暴落ライン!
あなたの家が「半額以下」になる……!!
値下がりしないエリアはどこか?

東京五輪を目前に、東京の不動産市場は局地的にバブル化している。
しかし、2020年オリンピック終了後の東京には華やかな未来を予想できるイベントはない。むしろ、東京の衰退を予測する統計がある。
2025年、団塊世代がすべて後期高齢者になり、東京都の人口は減少し始める。にもかかわらず、東京には毎年多くの新築住宅が供給されている。
人口減少、超高齢化、あり余る住宅……。地方はすでに、「タダ」でも貰い手がない不動産や土地、廃墟化した空き家などが溢れかえっている。2025年、いま地方で起きている不動産暴落の現実が、東京23区にも襲いかかる。
暴落はいつどこで起こるのか?暴落しないのはどこのエリアか?少しでも暴落を回避するにはどうしたらよいのか?
不動産バブルのしくみから、2025年大暴落までのシナリオを気鋭の住宅ジャーナリストが大胆予想する。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mazda

69
2025年には、ついに東京でも人口減少が始まり、2035年にはほぼ全国で世帯数が減少に入ります。中古住宅が余り始めると思いますが、日本人は新築好きなので、いい立地のものを除くと、法定耐用年数を経過した後資産価値が0になり、買い手がつきにくくなります。日本人の異様すぎる新築志向は日本人の宗教観、つまり遷宮に由来しているものとされ、穢れているものは受け入れられないのでしょう。自分では想像できませんが、35年もローンを組んでどうやって払い続けられるのでしょうか?35年後ってどんな世界かも想像できないのに…。2024/02/05

よしたけ

52
2017年発行と古いが、不動産市況を占うに参考になる。不動産価格下落の理由に①米金利上昇、②黒田総裁退任による金融政策転換、③東京五輪終了、④2022年生産緑地法期限到来、⑤2025年東京人口減少開始、等列挙。コロナ禍で状況変わり、③④は杞憂に見えるが、著者が2017-18年と予想たた①②は目下の事象で④踏まえると警戒要。解決策に、新築好き(宗教影響と著者は推察)の脱却による供給減、不動産仲介業の改革(手数料自由化など)など。個人的には円安による海外資金流入等で価格は維持されると見るが、さてどうなる。2022/07/14

Kentaro

42
欧米人は、日本人ほど新築好きではない。それには統計的な裏づけもある。日本で売買される住宅は新築が主流だが、アメリカやイギリス、フランスでは中古が基本だ。イギリスでは、売買される住宅の約85%が中古である。アメリカでは約90%だ。この傾向は、他のヨーロッパ諸国でも同じはずだ。欧米では、若い夫婦が購入する住宅のほとんどが中古である。不動産の価格が暴落するというのは、悪いことばかりではない。行きすぎた暴落は経済全体を大きく混乱させるが、需要と供給のバランスによって、都心でバブル化している不動産の価値が正常化する2020/04/18

おいしゃん

31
いたずらに不安を煽るのでなく、データで解説されているので説得力がある。特になぜ不動産の価格が変動するのか、なぜタワマンはオススメできないか、など気になるトピックの説明もわかりやすい。 2021/03/24

mazda

19
榊さんは、不動産投資において健全な利回りを5~8%程度と言っていますが、2017年現在東京では3~4%程度だそうです。つまり、不動産価格が倍近く割高だということです。基本的には需要と供給で価格が決まるので何とも言えませんが、適正価格で考えるのならこれから少しずつ価格が下がっていくことが予想されます。ニュータウンという名前の団地はすでにその役目を終えたということも書かれていますが、まさにその通りだと思います。駅からバスでしか行けないところにこれからニュータウンを作ったとして、一体誰が住むのでしょうか?2020/06/26

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