内容説明
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元警察官が実際に取調べで耳にした「信じられない供述」の数々。 「盗んだけど、4畳半の部屋ではテレビが、大きすぎて見づらかった」と言うテレビ窃盗犯。
「また写真を撮るんですか? 化粧もしていないし、撮りたくないな」と、とぼけたことを言う万引き常習の女性。 「ヤクザが窃盗では皆に笑われる。傷害か何かに変えてもらえないですか?」と困り顔で言う暴力団員などなど。
思わず、耳を疑う供述が、今日も取調室で行われている!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
GAKU
44
『窃盗(色情ねらい)被疑者 25歳・男 最初の取調べ時、「盗んだ下着は今、身につけています。」⇒写真撮影の同意書をもらい、すぐに着ている状態を撮影。』笑った!2018/12/15
ノンケ女医長
16
「取調室」で警察官と対峙したことのある人は、人口の何パーセントくらいなのだろうか。切実なやりとりや、呆気にとられる言葉が数多く紹介され、聞かされる警察官の苦労はいかばかりか。若手警察官よりも相手の方が経験豊富な場合もあるはずなので、感情の揺らぎを抑えながら書類作成の業務負荷を行う労苦を、一端とは言え知ることができた。第5章から始まる「取り調べの豆知識」が主であろう。「留置場ってどんな場所ですか?」の問いに、元副署長の著者は「詳細は知らない方がいいでしょう」と答えている。その真意が気になるところである。2023/02/03
chatnoir
12
こんなコントのようなやり取りが???と思うほど笑える一冊。容疑者達の厚顔無恥な発言に添えてある警察官の一言もシュール。窃盗で捕まっているのに、恐喝の事か、シャブの事か?と言い出す容疑者に、そんなに余罪があったのか、まず窃盗から聞こうか...という感じのやり取りが笑えた。飼っている猫が死んだら警察のせいですとか、離婚届を持ってきた妻との仲を修復して欲しいとか、着替えも洗面道具も持ってきていないから取に帰りたいとか...不思議ちゃんがいっぱいです。2015/08/04
キリン
11
ドッカーンっておもしろいかと思ったら、それほどでもなかった。期待しすぎたかな。でも、ボチボチおもしろかった。2015/11/12
しのぶ
9
表紙の「カツラ~」を見て期待した為に全体的に少々拍子抜けたかも知れない。いろんな人がいるんだなと思いつつ面白く読んだが警察側の一言が意外と上から目線。これがですます調統一だったらもやもやせずに笑えた。最後の豆知識が自分にとって一番の収穫。2016/08/03
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