靖国神社が消える日

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靖国神社が消える日

  • 著者名:宮澤佳廣【著】
  • 価格 ¥1,287(本体¥1,170)
  • 小学館(2017/08発売)
  • ポイント 11pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784093798945

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内容説明

元幹部が初めて明かす、苦難の靖国神社秘史。

6月末を持って靖国神社を退職した、禰宜・広報部長まで務めた元幹部による、初めての告白本。中韓、アメリカ、サヨク、ネトウヨ、内部……靖国神社の“本当の敵”は誰なのか?すべてを知る著者が、「靖国問題」の本質を問い直す。著者は言う。「このままでは靖国が靖国でなくなってしまう」--戦後70年を過ぎ、憲法改正論議を控えたいまこそ、私たちはもう一度、靖国問題に向き合うべきではないか?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

それいゆ

51
「自分のためにだけ生きるという生き方とは正反対の時には公共のために生きるという生き方」をした人たちを祀るのが靖国神社だと理解しました。その公共心の発露が英霊の働きとされ靖国の神として祀られているという考えに賛成です。ということは、たとえA級戦犯であれ、明治新政府にはむかった西郷、会津藩らの賊軍であれ合祀することには何ら支障はないということになります。国を想い憂い行動した結果亡くなった人たちを排除しようとする考えに憤りを感じます。むしろ難癖をつけて内政干渉してくる中国、韓国こそ批判されるべきだと思います。2017/09/03

樋口佳之

22
17年8月刊行。立場が異なるので賛同する部分も無いのですが、中から見ると将来への不安要素が山積している事が読み取れました。宮司が皇室批判して、しかもそれが外部に漏れて退任するとかの醜態が起こるのもそうした状況のあらわれでしょうか。2018/10/24

梅干を食べながら散歩をするのが好き「寝物語」

10
宗教法人の代表役員である、時の宮司の一存で靖国の方針が振り回されているという告発本。A級戦犯合祀も宮司の独断であると批判。靖国の公共性を保つために「国営に戻すべき」というのが著者の主張。「大多数の日本人は戦争を恐れ、厭いつつ、しかし、事ここに至ればやむなしと思い定めて戦地に赴いて行ったというのが真実…」と著者は述べる。しかし実際には徴兵された人が思案の結果「思い定めて」参戦するというような選択の余地は与えられていなかったはず。戦争を美化する精神が著者の思考の根底にあることが見えて、少し胡散臭さを感じた。2020/07/12

sasha

8
内部告発というより、特定の宮司さんへの批判の書かな。首相の公式参拝やA級戦犯合祀についても書かれているが、乱暴に要約すると「靖国神社を再度、国の施設に!」ってことだと思う。一宗教法人のままでは時の宮司の意向が強く反映されることを懸念しているようだけど、まかり間違って国の施設に戻ったとしてもやはり時の為政者の意向でいかようにもなってしまうのではないかな。靖国神社に重きを置く政治家ばかりじゃないだろうしな。2018/08/08

seichan

6
もと神社本庁勤務で、靖国神社に奉職していた人が書いた本。歴代の宮司さんの見解やら、(筆者が反対していた)みたままつりの露店禁止への批判やら、(他者の意見の論拠への考察なしの)「自分の見解」だけで難癖つけてると感じる部分が多い。 今のままだと靖国神社は一宗教法人でしかないので、宮司次第でへんな方向にも行きかねない、というのはもっともだ。とはいえ戦後の日本国家が面倒みるべきものなのか疑問だし、神社本庁だって、宗教法人化した大神社に天下りを強行して揉めたりしてるし、結局は利権をめぐる言辞にしかみえないよなぁ。 2018/11/28

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