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内容説明
赤ん坊が母にしがみつく行動は霊長類が生き残るためにとても大事な行動であり、能力である。進化の隣人を通して、いま、私たちの親子関係を考えよう。サル研究40年、日本霊長類学会会長による子育て、抱っこ論。
目次
序章 ヒトはどんな生きものですか?
第1章 握る手、つまむ指
第2章 顔の前にある両目
第3章 ヒトだけがひとりで出産しなくなった理由
第4章 抱っことおんぶ
第5章 サルにもある子育ての個性
第6章 父ザルの子育て
第7章 孫の世話をするサル
終章 「ほめる」ことはサルにはできない
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こ~じぃ。。
1
赤ん坊を育てる姿はサルとヒトは似ている☻2017/09/13
matsu2015
1
ヒトはどんな生き物ですか。に答える充実の一冊。いろいろ目からうろこはあったけれど、「ほめる」があるのはヒトだけという項目だけは、ちょっと疑問。私が子供のころ、飛んでる虫を捕まえたら、飼い猫がしっぽでほめてくれたけどなあ。私がほめてもらっていたと思っているだけかもしれないが、ほかの動物にも「ほめる」はありそうだけどな。2017/08/17
きぬと
0
ほめる、にぎる、おんぶする。こういった行為は進化の隣人にも出来て、私たちヒトにしかできないものもあるのですね。進化の隣人たちが営むヒトに近い行為の数々はなんとなく、ぐっと心を掴むような、形容しがたい親近感を感じました。2017/11/25
Mimuchi
0
いちばん気になったのが手が掴む形になっているから・・・2017/09/25
エドバーグ
0
人間とは ほめる事によって認められる動物であると看過しています。膨大な観察によって サルとの相違点を検証された結果であり、的を得ていると思います。AIが、ほめられれば、うれいしいと認識するようになるのか 生きている限りウォッチしてゆきます。2017/09/20