内容説明
映画『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』で主題歌に抜擢され、大注目を集めるDAOKOによる初小説! 20歳の気鋭ラップシンガーが、囁くように綴る新感覚の〈リリック・ノベル〉
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おかだ
37
なんとなく手に取った。『打上花火』で人気急上昇、DAOKOのエッセイかと思ったら小説だった。渋谷の隅っこで初めての一人暮らし、恋と芸術での自己表現に明け暮れる少女の成長物語。彼女の『ShibuyaK』という歌とも重なるところがあり、やはり彼女の実体験的なところが多く占めているのかなぁと感じた。青くて刹那的だけど、その場その時を精一杯生きてる今風の若者の姿が刻まれている。終盤が駆け足、というか詳細な表現を避けた感じが、己の中で消化しきれてない生傷のように思えてまた妙にリアルだったりした。2017/11/07
るっぴ
28
DAOKO作品、初読み。イラストレーターの渚が同じアパートの良仁に惹かれ、けなげに頑張っている姿に好感を持ちながら読了。2017/09/17
m♡
9
「楽しい記憶ばかりとは言い切れない、なのにいまだにどれもきらきらとしている。」今は有名映画の主題歌にも抜擢されているDAOKOが私は昔からずっと好きで、だから本屋でそれを目にした時、真っ先に手に取りました。何の予備知識も持たずに読んだので恋愛の要素が強く入ってることに少々驚いたけれど、読み終えて強く感じたのは共感。彼女は共感してほしくて執筆したわけではないことはわかっていても、私は主人公にどこまでも共感できました。実在する場所や歌が出てくることときらめく言葉たちの間に揺られて、現実味を帯びた不思議な世界観2017/08/21
t0g
7
daokoの歌詞好きなので読んだ。 文章的には若さというか、青臭さみたいなのが目立って読みにくいところがあったけれど、それがむしろいいエッセンスになっていて初々しい。 本職作家じゃないから、これからも書くのかわからないけれど、書いてほしいと思った。 センスが凄まじい2017/10/28
ラムネ
6
結構良かった。最初は文章が長重く、ずっと歌詞を読んでいるようで軽やかさに欠けると感じたけど、進んでいくうちに内容にも文章にも広がりが出て、シンプルに良くなった。 物語も、本人に近いようなアウトサイダーティーン女子の大人への階段を描いていて、DAOKOを感じられた。こういう時期って恋愛に溺れて死ぬことが多いけど、クリエイターとして昇華させる方向で素敵。私は結構好きだったので、作家としても期待したい。2017/12/02
-
- 電子書籍
- 新田義貞物語
-
- 電子書籍
- 月刊『優駿』 2023年3月号 - 競…
-
- 電子書籍
- 朝子のムジカ!!【分冊版】 9 A.L…
-
- 電子書籍
- 女相続人に求婚を〈十九世紀の恋人たちⅠ…
-
- 電子書籍
- 搾り取らないで、女商人さん!! WEB…