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内容説明
デビュー以来30年、一貫してお侍さん達の、生活、精神、実態をギャグとして描き続けてきた作者。その果てにたどりついた「ほりのぶゆき史観」を前面に押し出した「まんがでよくわかるお侍の歴史」第2弾が「武士の歴史 お侍の誕生と現在」である。21世紀になっても我々の心の奥に「侍JAPAN」とか「サムライブルー」とか、の形で根を張る「お侍」。その存在がいかに生まれ今なお我々を支配しているかを史実を元に楽しく理解出来る本書は、日本人必読の書と言えよう。しかもオールカラー!作者自らによる巻頭言、解説と共に、この作品に傾けられた情熱の量が分かろうという物だ。全読者が読後、内なる「お侍」に目覚める事、請け合いの本書。既刊「武士の歴史 お侍の隆盛と衰退」も併せて購読することを強くお勧めする次第であります。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やんも
13
侍魂をこじらせてしまい、周囲から浮いてしまう男たちの悲しい物語を洒落のめした1冊。「戦国時代の知識なんてないんですよ」という作者の言葉には大爆笑だったが、だからこそ無茶なイマジネーションの大風呂敷を広げっぱなしでおけるのだなと納得。維新後の時代ごとの人々の心に残る侍の心のきれっぱしは侍のイデアの影なんだろうなぁ。もう武家なんて存在しないのに、今も人はそれを探したり、解釈をつけて「侍○○」などと口にする虚しさよ。最後までマゲに話を持っていったのはさすがマゲもの漫画30年! といったところでしょうかね。2017/07/30