内容説明
放談社週刊ミライ編集部の望来は、かつて指一本で勇名を馳せた達人を取材しに山に入る。人の尊厳を一瞬で奪う筆舌に尽くしがたい凄技を操る達人から、望来は技の手ほどきを受けることに。そこへ編集長刺傷の報が。ヤクザの逆恨みか、それとも…!? 事件解決に乗り出す望来はもう、かつてのひ弱な記者ではなかった!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
三代目 びあだいまおう
208
好きだあ!個人的にめっちゃ好き!何も考えず想像も推理も推測も一切不要!ただストーリーの展開に全身預ければそれだけで楽しめます!室積さんの作品はどれもそう。あり得ないけどありそうで、そうあって欲しいなって思える痛快な娯楽が多い!全部あっという間、一気読み!作者がかける創作の時間と労力に失礼甚だしい程面白い❗ただの若輩女性記者が上司命令でとある伝説の達人の取材をすることに!そんな最中、その上司が刺される事件が!そんな話。室積さん、よくぞこんなふざけた設定考えてくれました!あなたのおふざけの大ファンです‼️?2019/01/02
タイ子
55
最近肩こりがひどくて、というわけでもないがタイトルと表紙に惹かれて。達人と呼ばれる謎のじいさんが厄介な人物でどうのこうのって内容かと思いきや、予想外の内容でした。 週刊誌の新人女性記者望来に命が下り、日本でも有名な達人の取材にと岡山の山奥に行く事に。そこで暮らす達人と家族に出会ったことで望来の隠れた才能が開花。達人が優しくてね、家族も温かいし、と思いきやその後の展開がえらい方向に…。とまあ笑えて、ありえへん世界にどっぷりと。肩が凝らないってところは確かにツボ押しかも。続編が出てるようなので読もうかな。2018/04/03
yamatoshiuruhashi
30
100歳になろうとするのに病気一つせず柔術の達人にして陶芸家。旧制六高、東京帝国大学法学部卒、元検察官。そんな老人が主人公の空想老人活劇。設定はハチャメチャだが、だからこそのエンタテインメントでもある。ツボを押すだけでどんな強い人間でも無力になってしまうなんて、本当にあるなら面白い。「尊厳崩し」なる技もありそうに見えるが、こんなツボを人に押されたらたまらんな。気楽に読む本です。2018/06/28
しましまこ
26
「カーツ!」 気合いを一喝で跳ね返す!前頭葉の向こう側をデコピンで「エイ」! トンチキ本求めてタイトル買い、楽しかった~! 新米編集者の望来に下った仕事は達人の取材。17年前、渋谷のチーム、暴力団、悪の教団を一人で倒したツボ押し達人97歳。何故今? ・・・『コリほぐし度No.1』帯まんま、ほぐされましたー!2017/07/22
びっぐすとん
25
110円本。ステイホームでゆったりしながら読むのに室積さんの本はピッタリ。もう週刊誌くらいリラックスして読める。もし私が実はツボ押しの達人で「尊厳崩し」「石仏の突き」が出来たら誰にやってやろうかと考えたが、そこまでするほど嫌なヤツは思い付かなかった。私って好い人じゃん。痴漢を見かけたらやってやりたいとは思うけどね。苦しい修行もなく、天性の素質だけでこの域にいけるなんて都合良すぎ!だけど、室積さんのお話でそれを言っちゃったら話にならないからな。室積さん、旧制中学好きだよね、かなり高い確率で作中に出てくる。2021/01/11
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