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内容説明
集団生活にフィットしない、友達が少ない、言うことを聞かない、こだわりが強すぎる……、そんなユニークで“育てにくい子”こそ、日本を変える人材かも!
子どもの短所に思える部分にばかり目を向けるのではなく、ほかの子と違うからこその面白さ、強さを活かすことで、子どもの可能性は大きく広がります。
東大先端研が2014年から取り組む異才発掘プロジェクトROCKET。
既存の学校には馴染めない個性豊かな子どもたちを受け容れ、その個性を潰さず伸ばそうと始まったプロジェクトには毎年、多くの親子が参加を希望するなど注目を集めています。
ROCKETのディレクターを務める中邑賢龍教授が、“育てにくい子”を育てる親、そして教育関係者に向けて発信する子育て論は、これまでの常識に捉われた大人たちに新たな視点を与えてくれます。受験競争で勝者になることが、幸福な未来につながると確信できた時代は終わりました。
進化したAIが台頭する時代を生きる子どもたちに、大人は何を伝え、サポートしてやることができるのか。子どもに関わるすべての人に読んでほしい一冊です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
カエデ
9
再読したい。図書館本。読みきれなかった。2017/10/03
luckyair
4
タイトルと異なり、実際は挑発して伸びる子だけではないというのは筆者は分かっている。実際に子どもたちと接しているからこそ真実を語っている部分は多く、本当の学び考える上で参考になる。その通り!→「効率化が追求される社会になればなるほど、教育は自由度を失っていく。一人一人の個性に合わせて柔軟に対応するのではなく、決められたカリキュラムや手順に沿ってしか、教師は行動できない。同じことができない一部の子ども達を徹底的に追い詰める、今の社会の在り様が正しいとは、私には到底、思えないのです。」★★★★2022/09/29
ryohjin
3
著者は東大の異才発掘プロジェクトROCKETのディレクターです。『個性ゆたかな彼らが潰されずにその能力を伸ばしていくのを支える場』としてスタートした取り組みには、多くのことが共感できました。人の能力を限定された軸からだけでなく多用な面からとらえていくことの大切さを感じました。2019/07/10
オレンジ
3
失敗は成功のもとだとか、意見をはっきり言う人になれとか、理想的なことはよく耳にするけど、学校って現実をまざまざと見せられる場所だ。何かの代表になるのは何でもこなせる良い子だから、失敗もしない。先生の意に沿わない意見を言えば注意を受ける。この本の著者は画期的な教育をされている。出てくる子どもたちも教室に必ずいる変わった子だ。いじめで不登校になったり、引きこもりになったりするのはもったいない。違った視点を持っているからこそできることがある。このような活動が広まればいいが、それに携わる大人の質は問われると思う。2018/01/27
Humbaba
3
子どもは多様なのだから、一つの評価軸だけで評価を下すのは正しくない。無味乾燥な知識は吸収できなかったとしても、それを学ぶことでどう活用できるかがわかれば勉強をする気持ちになれる。ドロップアウトしてしまった子どもたちにこそ、そのような個別のケアが必要になる。2017/11/20




