『菜根譚』からはじめる つながらない関係――世間に染まらず、世間を生きぬく

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『菜根譚』からはじめる つながらない関係――世間に染まらず、世間を生きぬく

  • 著者名:小池龍之介【著】
  • 価格 ¥1,364(本体¥1,240)
  • 青春出版社(2017/08発売)
  • ポイント 12pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784413230414

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内容説明

人間関係にもう悩まない。仏道的処世のレッスン。大事なことは、人とのつながりを断つとか、断たないとかではなく、どこにいても、どんな状況にあっても自分が自由に振る舞えるようになるかどうか。世間との不和を解消し「真の道」へと通じる処世のレッスンをはじめましょう。≪書き下ろし最新刊≫【本書の構成】第一章 世間との関係を捉え直す――世間との正しい距離感がわかると疲れない第二章 世間に染まらず、世間を生きぬく――“仏教の目”を知れば、「苦しい」「つらい」はきれいさっぱり剥がれ落ちる第三章 世間を超越する――どんな環境にいても、どんな状況にあっても、それらにまったく影響を受けず、満ち足りた心でいる【出版社からのコメント】『菜根譚』は、400年前に中国で書かれた処世訓です。日本には江戸時代に伝わり、とくに仏教関係者に高く評価され、庶民に広く読み解かれました。儒教・仏教・道教の教えがつまった『菜根譚』は、日本人に最も合った処世訓として、時代を越えて読み継がれています。本書は、そんな『菜根譚』の言葉から、現代を生きぬく知恵を、現代を代表する若手僧侶である著者に説いていただいた一冊。仏教心理学に基づいた日常のあるある問題を気持ちよく解消する術から、瞑想修行の境地から語られる内省的観照まで、心の修行法を段階的にまとめました。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kum

22
菜根譚の教えを基にした心の持ち方。自分にとっては耳痛いことも多かった。心に留めておきたいこと→心に生ずる煩悩は実在性を持っておらず、全ての思考は錯覚。それらが実在すると思い込むことが心と体にダメージを与える。事実は事実のままで良いも悪いもない。そこに執着しないことによって自然に心は落ち着き自由になる。全ては諸行無常。快にも不快にも執着せず、その波に静かに従う。2020/01/09

aloha0307

22
菜根譚を媒介にして、小池尊師の思索がさらなる深みへと至った感がある。俗世(特に会社社会)のあれこれが全て本書で説明できるのには驚いた。終章の「私」は本当は実在しない、と説かれるところは思索の浅い己には十分消化できなかったが肯けるものであった。”怨み は相手に損害を与えたり批判することで生じるのではなく、己の人徳を相手に感じさせることで生じる” というくだりにはドキッとしてしまった。達観/諦観しているさまを見せると、会社社会では受け入れられることはあり得ず、いいことは決して無いのです(本書と矛盾しますが)。2017/08/27

きりん★

15
心が最近弱っているので内容が響いた。菜根譚を元に著者である禅を指導されてるご住職さんが書かれたもの。 物事に執着せず、周りに流されずに満ち足りた心にできるように、名言が書かれている。実践できるようなれれば悩むこともないだろうけど。良い本なので再読したいです。2019/07/12

文章で飯を食う

14
心も考えも感情も、自然に湧いてくるもので、私のものというものは無い。それが、瞑想と観察により、腑に落ちれば一切の苦を去ることができる。何しろ自分は無いのだから。とりあえず、心が動いたときに、見ることだな。 2018/01/14

ミー子

4
菜根譚の文章を解説しながら、著者の小池龍之介氏が、仏教の教えや境地を述べた本。小池氏は、仏教を頭で学ぶだけではなく、修行や仏道実践を積み重ねて体得できる境地を体験しているような気がする(それを悟りと言うのかもしれない)。以前の著書よりも、修行が進んでいる感じがする(私が言うのはおこがましいが)。また、道元禅師が若い頃に抱いた「本来の心が清浄ならば、なぜ修行する必要があるのか」という疑問についても、小池氏の修行を通じて体験的に得た答えが、しっかり書いてあった。 素晴らしい内容の本だった。2017/10/14

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