新潮選書<br> 皇室がなくなる日―「生前退位」が突きつける皇位継承の危機―(新潮選書)

個数:1
紙書籍版価格
¥1,430
  • 電子書籍
  • Reader

新潮選書
皇室がなくなる日―「生前退位」が突きつける皇位継承の危機―(新潮選書)

  • 著者名:笠原英彦【著】
  • 価格 ¥1,144(本体¥1,040)
  • 新潮社(2017/08発売)
  • ポイント 10pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784106037962

ファイル: /

内容説明

昨夏、国民に投げかけられた「生前退位」の意向を受け、陛下への同情論から議論が進められているようにも見えるが、実はそこには皇室制度を根本から覆す危うい問題点が潜んでいた――。有識者会議のヒアリング対象者が、神話の時代から近世、現代まで歴史をひもとき、原点に立ち返って、その存在意義を徹底的に問うていく。 ※新潮選書に掲載の写真の一部は、電子版には収録しておりません。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

信兵衛

19
以前から個人的にはいろいろ考えてきたのですが、一度整理して考えてみようと手に取ったのが本書。 問題点を整理して改めて考えてみるために、格好の一冊でした。2017/05/01

お抹茶

1
古代と幕末の天皇制が詳しい。古代の女帝は在任中婚姻せず出産しないことが当然視されていたため,男系による王位継承が維持された。皇極天皇,軽皇子,中大兄皇子は共同して蘇我本家宗家を倒すことで,王権を強化し,中央集権化を加速化しようとした。藤原不比等は有力貴族と妥協をしながら天皇制国家を完成させた。王政復古の大号令には,天皇は国民とともに喜びと悲しみを分かち合いたいというフレーズがあり,大御心は今も世襲されているといえる。著者は可能な限りの男系継承を支持し,悠仁親王までは皇位継承順位を変更しないとする。2017/05/22

カリスマ予備校生

1
天皇家が如何に政治権力と関わってきたかという点を古代?~平安と江戸~昭和期にかけて解説するとともに、現在の皇室典範の成立の経緯を説明し、現代の皇室断絶の危機について意見を整理している。全体的に著者の見解ははっきりしないように思え、論点整理に終始している感じがあった。生前退位の問題にも触れているが、個人的には悠仁親王の誕生で解決していたと思っていた皇位継承問題が、まったく解決されていないという事実が目新しかった。2017/05/17

きつねねこ

1
皇室(天皇)について、神話・歴史・現状について記述されている。日本史に疎い私は歴史的事実を把握することが困難だったのだが、筆者がその事実から何を言わんとしているかは(かろうじて?)分かった気がする。今後の皇室の在り方についての筆者の意見も述べられているが、それが強調され過ぎることなく、客観的事実の方により筆を割いているのが良かった。しかし、このセンセーショナルなタイトルは…。それ程現状は 逼迫しておりその危機感を広く国民が持つべき、という筆者の気持ちは理解できるのだが、冷静に読んでほしい本なので。2017/05/08

lovejoy

0
★★2024/02/03

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11495582
  • ご注意事項

最近チェックした商品