マイナビ出版ファン文庫<br> 迷宮のキャンバス

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マイナビ出版ファン文庫
迷宮のキャンバス

  • ISBN:9784839963873

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内容説明

謎解きは鑑定人にお任せ

女子大生の香純(かすみ)は、雑貨店で手に入れた一枚の犬の絵をきっかけに、ちょっと怪しげな男に声をかけられる。

渡された名刺には「絵画バイヤー」という肩書きが――。

これまで興味はあっても知識はなかった絵画の世界で、いくつかの小さな事件に巻き込まれる香純。

怪しげだったが実は頼りになる絵画バイヤーの高トウ(たかとう)と生意気な近所の男子高校生の聡(さとし)と、絵画にまつわる事件やトラブルを解決。

絵画の知識と見聞を広め、さらにちょっぴりの恋心で、新しい世界を見出す物語です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しのぶ

31
プチミステリー系短編連作集。単純で素直なヒロインがトラブルを引き寄せ、蘊蓄高校生と絵画バイヤーが彼女の手助けをする。絵画用語や名画のタイトルが出て来る為に脳裏に描きながら読み進んだので名画は挿絵が欲しい所。特にヒロインと高校生の掛け合いが好い雰囲気でテンポ良く読了。蘊蓄高校生もしかしたら君が一番謎。2017/07/23

hirune

30
【Kindle】絵画に纏わる薀蓄と謎解きはとても面白く興味深かったです。いろいろな絵を検索して見ながら その絵の解説をしてもらっているようで楽しいんです。だけど、主役の女子大生の香純の性格がイマイチ好みでない😓直感は鋭いのだろうけど、空気読まない猪突猛進型で 軽薄なのに見栄っ張り…に私には見えた。。彼女に対して当たりはキツイのに 結局甘い男2人もなんだかなぁ☆2019/08/12

紅羽

8
絵画に纏わる日常系ミステリ作品。猪突猛進な香純と、そんな彼女を年下ながらも生意気な言動で翻弄しつつもサポートしてくれる聡とのやり取りが楽しかったです。絵画の知識がなくても入り込みやすく、分かりやすい説明で読みやすかったです。ゴッホの青の時代って何が発端だったのかよく知らなかったので、今回それが分かって勉強になりました。もし続編があったら3人の関係もまた変わってくるのかもしれませんね。2019/05/23

なぎ

5
主人公の香純が絵画については素人なので詳しくない私でもサクッと読めました。生意気だけど絵画について詳しい聡がお気にいりキャラ。口では生意気なことばかり言ってますが、香純を心配しているが故の言葉もあって素直じゃないなと思いつつ微笑ましい気持ちで読んでいました。香純との言い合いも好きだったので、ラブはないのかな?と期待してしまいましたがやっぱりそっちだよね…。高抖の過去に迫る話は香純が少し首を突っこみ過ぎじゃないかとも思いましたがそれによって彼が昔から抱えていたわだかまりを解決出来たのなら良かったのかな。2017/08/06

barcarola

4
タイトルこそ仰々しいが軽く読めるストーリー。絵画の知識がほとんど無い私でも興味の持てる(つまり程よいレベルの)うんちく話と、なかなかに面白かった。ただ、主人公である香純には閉口してしまう部分もあるが……。2017/08/20

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