大国の暴走 「米・中・露」三帝国はなぜ世界を脅かすのか

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大国の暴走 「米・中・露」三帝国はなぜ世界を脅かすのか

  • ISBN:9784062206396

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内容説明

世界を大混乱に陥れる米中露「三帝国」の暴走原理を、日本を代表する米中露分析のプロが徹底的に読み解く、新しい国際情勢分析書

目次

1 トランプ政権半年間の総括
2 三帝国の「新・三国史」
3 これから世界で何が起こるのか
4 日本はどうすべきか

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

mochizo

3
中々面白い本です。トランプが中国的という指摘も納得がいきます。例えば、家の人しか信用しないという姿勢が。そして、習近平がプーチンを尊敬し彼のように長々期的政権を気づきたいという指摘も面白いです。本当に日本は厄介な隣国に囲まれているということを今一度考えるにはいい本ですね。2017/11/03

noko

2
米露中のことを考えると、米の事は理解できる。でも中露は想像をいつも超えてくるから、びっくり。国境はあいまいな方が都合が良い。国境外にも自国の影響を及ぼしたいから。ロシアのGDPは韓国と同じ位、でも膨大な防衛費を使い大暴れしている。今はたまたまバラバラになっているけど、ベラルーシやウクライナ位まではほとんど我々という意識が露にはある。中国は農村戸籍の人は、損を強いられていて現代版アパルトヘイトらしい。戸籍制度自体、家制度が廃止されたのだから、日本でも廃止してもいいのかな?と思った。戸籍による差別があるし。2021/06/17

アーク

2
アメリカ、中国、ロシアの共通点ってどの国も右傾化していることだけれど、マスコミで報じられている内容と実態は異なるのが分かるな。アメリカはトランプのせいでブレまくり、反対に中国はブレずに大国化を図り、ロシアの経済は意外とヤバいなんてマスコミが書けない内容だけに面白い。世界的に隣国は困った相手になりがちだけど、それを客観的に捕らえるためのヒントになる本だな。2017/11/11

しま

2
米中露の今がわかる本。座談会形式なので読みやすい。習近平は台湾統一が悲願。トランプはオバマがやっていないあるいは反対のことをやる。実はロシアの経済はガタガタなどあまり表に出ていないことを知ることができた。ただ、客観的な数字やデータを示してほしかった。今後は三大国の根底にある下部構造を理解していきたいと思った。2017/10/24

KJ.O

1
南沙諸島を不法占拠し、尖閣で示威活動を繰り返し、東アジアの国際秩序に挑戦する習近平の中国。一方的にクリミアを併合し、周辺国を威圧するプーチンのロシア。そして、「アメリカ・ファースト」を唱え、従来の秩序や政治を全否定するトランプのアメリカ。これら米中露「三帝国」の行動原理を分析のプロ3人の対談形式で、国際情勢を分析している。今後の国際秩序がどう変化していくのか占ううえで参考となる。しかし、やはり日本にとっては、自由と民主主義の理念の裏打ちのあるアメリカを中心とした国際秩序が維持されることが望ましいのだろう。2017/11/24

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