内容説明
マンガで物理をわかりやすく解説!
学校で習う物理学は、観念的で計算問題を解くことに重点を置くため敬遠されがちな学問である。本書は、「マンガでわかる」シリーズの一冊として、物理学の中の力学を取り上げている。
身近な物理現象を例に、物理の苦手な主人公が、力学の基礎を楽しく学習できる魅力的なマンガ版解説書としてまとめている。
目次
第1章 作用反作用の法則
1.作用反作用の法則
作用反作用とは
力のつり合い
力のつり合いと作用反作用の法則
離れて働く力と作用反作用の法則
2.ニュートンの運動の法則
力学は物理の基本
・フォローアップ
スカラー量とベクトル量
ベクトルの基本
力のつり合いと力のベクトル
重力を表す力のベクトルを描く位置
・ステップアップ
作用反作用の法則を式で表す
重力と万有引力
第2章 力と運動
1.速度と加速度
等速直線運動
等加速度運動
実験室:速度が一定でない場合の進む距離
2.運動の法則
慣性の法則
運動方程式ma=F
実験室:正確な力の値を計算で求める
投げたボールの運動
・フォローアップ
等加速度運動の3つの公式
平行四辺形の法則
力の合成と分解
力の働かない状態とニュートンの運動の第一法則
力の働く場合とニュートンの運動の第二法則
速度・加速度・力の向き
物体は力を持たない
力の単位N(ニュートン)
・ステップアップ
質量と力はどのように決められるか
重力の大きさ
投げたボールの運動
速度・加速度と微積分
v-tグラフの面積と移動距離
第3章 運動量
1.運動量と力積
運動の勢いを表すには?
実験室:質量による運動量の違い
運動量の変化と力積
実験室:ストロークの運動量を求める
2.運動量は保存する
作用反作用と運動量の保存
実験室:宇宙と運動量の法則
3. 使える「運動量変化=力積」
衝撃を弱めるためには
速いサーブを打つには
・フォローアップ
運動量と力積
暮らしの中の「運動量と力積」
運動量保存の法則の導き方
運動量保存の法則だけで解ける問題:分裂と合体
運動量の単位
・ステップアップ
作用反作用の法則と運動量保存則
ベクトルとしての運動量保存の法則
ロケットの推進
第4章 エネルギー
1.仕事とエネルギー
エネルギーとは
実験室:運動量と運動エネルギーの違い
ポテンシャルエネルギー(位置エネルギー)
仕事とポテンシャルエネルギー
実験室:仕事の原理を確かめる
仕事とエネルギー
実験室:仕事と運動エネルギーの関係式
制動距離と速さ
2.力学的エネルギー保存の法則
エネルギーの移り変わり
力学的エネルギーの保存
実験室:力学的エネルギー保存の法則を式で表す
投げ上げたボールの速さと高さを求める
実験室:斜面での力学的エネルギーの保存
・フォローアップ
エネルギーの単位
持ち上げる仕事と重力のちがい
ポテンシャルエネルギー
投げ上げた速度と高さ
・ステップアップ
力の向きと仕事
力が一定でない場合の仕事(一次元)
保存力とエネルギー保存の法則
バネのポテンシャルエネルギーと力
非保存力とエネルギー保存の法則
エネルギー保存則とコインの衝突問題