内容説明
普段は田舎の教会で彼女を慕いやってくる人たちに話をし、その合間を縫って国際手話通訳として海外の会議に参加する「ろう牧師」。耳が聞こえないことをものともしない、明るい彼女が伝える愛の言葉。
※本書は、2015年12月24日に配信を開始した単行本「あなたは見えないところで愛されている」をレーベル変更した作品です。(内容に変更はありませんのでご注意ください)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かおり
5
当たり前の事、わかりきった事、が、きちんと言葉にしてありスッキリと読めました。2016/06/15
のり
5
著者は耳の聞こえないろう者。「言葉には力があります。だからこを、穏やかに話す人になりましょう。人が最期に必要とするのは、怖さや不安をさらけだせる相手です。」「あなたは尊いひとりの存在です。生まれてきてくれてありがとう。」「生まれ持ったものは変えられないけれど、価値観は変えられる。」「人間は誰ひとり変わっていない人なんていない。」「欠点は探さなければいい。」「苦手な相手ほど話をよく聞こう。」「便利な時代だからこそ、気持ちは会って伝えましょう。」「笑いは人の心をつなぐ最速のツール。」2016/03/12
せっかちーぬ
3
さっくりと読めるので、年明け買ってからすでに2回読んだ。最近気持ちが荒んでいたが、少し落ち着いてよめた。イライラすると、言葉尻がきつくなってしまう私。でも「やわらかな言葉は憤りを鎮める。激しい言葉は怒りを引き起こす」とあって、努めて言葉をやわらかく遣いたいと反省した。できるかなあ。でも、努力だな。2016/02/06
ジュリ
2
著者はすごく努力家。耳が聞こえなくてもあきらめずに普通の学校に通っているし、牧師になっているし、海外で勉強もしている。努力をすればいろんなことができる。2019/05/04
ドシル
2
著者は郡美矢さんという聾者の牧師さんだそうです。 牧師さんではありますが、国際手話通訳者として著名な方だということで大変興味をもち購入しました。 本のタイトルも著者が牧師さんだと聞くとちょっぴり納得。 非常に読みやすい本なので2時間くらいで読み終えることができました。 郡さんはこの本によると1970年生まれだそうです。 デフファミリーで手話で育ったとはいえ、とにかくアグレッシブでバイタリティに溢れています。2016/01/24