内容説明
あまりにブラック、そして痛快。抱腹絶倒、滑稽話の波状攻撃。イギリス屈指の毒舌批評家が、アメリカ人とアメリカという国、ひいては現代世界全体を鋭くえぐる。新しい序文も収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
H2A
9
カバー絵といい邦題といい、トランプ騒動の今というタイミングでの再刊。そういったブラックユーモアに満ちた軽い読み物かと思っていたがそうでもなかった。トランプもアメリカ人の典型として触れられているが、軽いタッチの風刺ではなくてグサリと来る指摘が痛くて読み進むのに意外に難儀する。そんな内容だと思って読んでみては?2017/08/15
三柴ゆよし
4
イーグルトンのなかではたぶん一番読みやすくおもしろい。2017/09/28
カエル子
2
【自分で一万円選書⑤】いわた書店で買ってきた5/12冊目。2013年に執筆されたものが『アメリカ的、イギリス的』と題して日本で刊行されたのが2014年の春。文庫化の際の改題がトランプ政権誕生を背景に部数を狙っている出版社の思惑ムンムンで軽く抵抗を覚える。そして自分がいかに英語と米語をごちゃ混ぜに使っているかを思い知らされて少したじろぐ。辛辣にまくしたて続けてきた著者が締めに選んだアメリカという国家についての朗報と凶報が予言めいていて本気でコワイです。気楽に手にとってはダメ。タイトルと表紙絵がミスリード。2017/08/28
shusaw
1
ステレオタイプは紋切り型やクリシェといった言葉と同じく、一般に広まった偏った定型表現を意味するがゆえに避けるべきものである。著者はある特定の思い込みを真実と取り違えることの馬鹿馬鹿しさを踏まえた上で、アメリカ人は〜である式のステレオタイプから国民性を論じる。というのもそれが示唆する共通性や類似性は、社会環境によって形作られたものであり、その限りで国民性は個人の規定要因だからである。この手法が、社会環境をあまり重視しない個人主義が強いアメリカ人に適用されたことに、「国民論」としての本書のユニークさがある。2019/02/02
Ykojiiii
0
皮肉・辛辣なジョーク大好物、ペラッペラの多様性やらリ○ラルアーツを小馬鹿にする趣味がある人(評者含む)は2ページに1回は吹き出してしまう本です。そうじゃない人はふざけるなと憤慨しそうな本です。2017/11/16
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