天夢人<br> 時刻表探検 - 数字に秘められた謎を解く

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天夢人
時刻表探検 - 数字に秘められた謎を解く

  • 著者名:芦原伸
  • 価格 ¥1,320(本体¥1,200)
  • 天夢人(2017/07発売)
  • ポイント 12pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784635820080

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内容説明

「時刻表」は、ただの駅名と時刻の羅列ではなく、論理とロマンの集積です。背景にある秘密を知れば、人間の営為の深さを知ることになります。

ただ駅名と数字が並んでいるだけのデータに見える「時刻表」、そこには不思議な魅力がある。駅名からはその土地の風景が浮かび、時刻を追ってページを繰れば路線の特徴が見えてくる。さらに昔の時刻表を開けば、往時の名列車が走り去っていく…。そこに掲載されているものは、、ロマンだともいえます。

また、古い「時刻表」は、当時の日本を知る貴重な史料になる。昨今、ページを繰ることが少なくなった「時刻表」ですが、その魅力と秘密を、時刻表に精通した著者が、過去のデータを掘り起こし、解き明かします。

本書は好評を博した『旅と鉄道』(天夢人発行)2013年4月号特集「時刻表探検」を再編集し、新規原稿を加えて単行本化したものです。

Prologue 時刻表の行間に何を見るか
第1章 時刻表づくりの裏側 時刻表と生きる/時刻表テスト[初級編]
第2章 時刻表を学ぶ 時刻表は万能事典/「史料」としての時刻表/日本では見つからない幻の時刻表
第3章 鉄道躍進の瞬間を刻む 記憶に残るダイヤ改正
第4章 時刻表を彩った優等列車たち 列車速度の変遷をたどる/時刻表を駆け抜けた名列車/ 編成の事実は?
第5章 時刻表の進化をたどる 表紙から見る鉄道史/時刻表記号学/時刻表の進化を占う/国鉄線でない国鉄線・芦屋線
第6章 時刻表とミステリーの関係 時刻表トリックの秘密/松本清張の『点と線』「4分間の空白」に迫る/時刻表から消えた由緒ある線・宇品線
第7章 壮大なる鉄道旅の記録 東京発、巴里行き/栄光の特別急行「あじあ」の時刻表/時刻表テスト[実践編]

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

うっちー

49
JTB時刻表にはダイヤ改正時に日本一周早回りクイズがあったと記憶していますが....。新幹線が主流となり時刻表もつまらなくなってしまいました。2021/01/08

なるみ(旧Narumi)

21
鉄な夫が図書館で借りてきた一冊。時刻表の世界に多角的にせまっていました。2020/03/25

tapioka

20
電車の時刻表の歴史や魅力などを、その道の達人たちが紹介した作品。日本で初めての時刻表は紙1枚で、15分前までに切符を購入するなどの乗車の注意事項が記載されていたようで、日本の発展と時代の移り変わりと共に進化した時刻表の歴史は興味深いものがあります。また、時刻表内の記号の紹介や、乗り継ぎを巧みに使った時刻表ミステリーの解説は面白い内容でした。最近旅行でもネットの乗り換え案内で済ませていますが、紙の時刻表だからこそ、途中下車しながら、どう乗り継げば目的地まで最適にたどり着けるかを考える醍醐味がありそうですね。2018/01/23

ひねもすのたり

9
ネットで乗換案内なるものの登場以降、無用の長物と化している時刻表。もちろん私も移動の際は「駅探」などを使っているわけですが、時刻表に関しては別の意味で強い思いこみがあったりします。 たとえば青函連絡船が本州と北海道を結び東北新幹線もなかった時代の東北本線。 一昼夜掛けて北へ走り続ける鈍行列車や寝台車を連結した急行列車。そして花形の特急列車。その時代、どんな人たちがどのような旅をしていたのか時刻表はその姿を如実に浮かび上がらせてくれるようにも思います。 というわけでそんなマニアたちにおススメいたします。★42023/12/26

とりもり

3
時刻表探検というタイトルの割に、ほとんどは時刻表の歴史についての話題が中心。トリビア的な話は少なくてちょっとがっかり。時刻表ミステリの話が一番面白かった。「点と線」未読だが是非読みたくなった。あと、貨物列車の時刻表買ってみようかな(笑)。★★★☆☆2018/06/23

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