内容説明
来るべきシンギュラリティーに備え、人間は何をなすべきか?
村上憲郎(前Google日本法人代表取締役)
「今後AIについて何かを語るとき、この本が提起する諸論点を無視しては語れなくなると思う。」
夏野剛(慶應大学特別招聘教授)
「AIの真髄を理解したい人、正しく理解すべき人、これらすべての人にとって必読の書。」
高木友博(明治大学理工学部教授)
「ここまで広範な分野を深く理解し、縦横無尽かつ明瞭に語れる人を私は過去に見たことがない。」
コンピューター技術の発展型であるAIと、その究極の姿であるシンギュラリティーは、人類に何をもたらすか?
AIが次世代のAIを自ら作り出すことにより能力が加速度的に向上して、ついに「シンギュラリティー」が実現する時期が近づきつつある。これは、想像を絶するほどの凄まじい変革を人間社会にもたらすだろう。
産業革命は、人間の肉体的な限界を破って人間社会の在り方を変えた。コンピューターは、人間の頭脳の一部の機能を拡大して、第二の産業革命を起こしつつある。しかし、AIの究極の姿であるシンギュラリティーは、人間の頭脳のほとんどすべての機能を複製、拡大して、まったく新しい世界を創り出す潜在力を秘めている。
本書は、こうした認識をベースに、著者の豊かな知見を通して、人間が行ってきた技術革新とは何か、人間とは何か、人間が信じてきた神(宗教)とは何かを考察し、今後人間がどのようにAIに向かい合うべきかを提示する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
kinkin
81
いつのまにかどんどん進化している。何が本物で偽物なのか、数年すれば、ほとんど見分けがつかないようになる、そしてAIが、普通に家庭内に入ってくる。私もお試しで使ったが、画像生成で人物描写や、うまく命令しないとイマイチなところがあう。それもいずれ解決するだろう。AIについて著者は割と楽観的な意見だったと思った、読んでいくうちに、これから人は何を信じるようになるのか、神とは何か、哲学的なことも考えることになってゆくのだろう。いずれ高速道路を走るのは無人のトラック、そんな世界も遠くない。 2025/01/16
竹本明
62
正直、難しかった。が、楽しかった。「異常」というと「何か壊れている」状態であるかのように聞こえるが、「正常」が「普通に無能」なのであれば、「異常」な人は「各段に有能」?ちまたでよく聞く「テクノロジカル・シンギュラリティ」人口知能が人の知性を越え、様々な問題をクリアしていく様。自己学習によってだんだんと賢くなっていくAIに、人はついていけるのか?スーパーマンが莫大な資料を一瞬で読み通し、知識として取り入れた映画があったが、人は真似できない。しかしAIならできるという。恐ろしい時代がくる?AIが神となる日が!2025/01/27
ロマンチッカーnao
25
AIがこのまま進化を続ければどうなるのか。人間同様に感情を理解し、意思を持ち、しかも、その感情に関係なく理性的に合理的に、理論的に最適な答えを出す。Aiがやがて世界を支配する。逆に支配されなければ、人間は、増え続ける人口、広がる格差、食糧難、戦争、交じることのない文明などで人類は破滅するかもしれない。興味深く読みました。全面的に賛成はできないけど、この未来を知っておくことは非常に有益。良い本でした。2018/04/19
Matoka
16
面白かった。よくあるAIの話ではなく、哲学や宗教や自由や、人間がこれからどう生きるかという話だった。シンギュラリティーは必ず来る、その時に人間の判断はいっさい入れず全てをAIに任せるべきだという考え方がとても新鮮だった。実際に著者の考える「AIの自立宣言」も載せられているが、6に書かれている内容が怖いなぁと感じた。SF映画を観終わった様な読後感だがとても現実味も感じられる。2018/07/04
hannahhannah
14
AIについて哲学や宗教的な側面から語った本。文章から著者の人間への諦念が感じられた。何か難しいこと書いてたが、簡単に言うと「AIを唯一神にして共産主義の社会を作りやがれ、オラ!」である。人間が統治したから共産主義は腐敗したが、AIなら大丈夫と書いていた。私は宗教は一切信じないが、AIの可能性は信じている。個人的には唯一神にする必要はないように思うが、裁判や政治は高度に発達したAIに任せた方が良いように思える。ろくでもないのが多いし。人間でもトランプやプーチンといった優秀なリーダーは素晴らしいんだけどね…。2017/11/30




