AIが神になる日

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AIが神になる日

  • 著者名:松本徹三【著】
  • 価格 ¥1,540(本体¥1,400)
  • SBクリエイティブ(2017/07発売)
  • ポイント 14pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784797393064

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内容説明

来るべきシンギュラリティーに備え、人間は何をなすべきか?

村上憲郎(前Google日本法人代表取締役)
「今後AIについて何かを語るとき、この本が提起する諸論点を無視しては語れなくなると思う。」

夏野剛(慶應大学特別招聘教授)
「AIの真髄を理解したい人、正しく理解すべき人、これらすべての人にとって必読の書。」

高木友博(明治大学理工学部教授)
「ここまで広範な分野を深く理解し、縦横無尽かつ明瞭に語れる人を私は過去に見たことがない。」

コンピューター技術の発展型であるAIと、その究極の姿であるシンギュラリティーは、人類に何をもたらすか?

AIが次世代のAIを自ら作り出すことにより能力が加速度的に向上して、ついに「シンギュラリティー」が実現する時期が近づきつつある。これは、想像を絶するほどの凄まじい変革を人間社会にもたらすだろう。
産業革命は、人間の肉体的な限界を破って人間社会の在り方を変えた。コンピューターは、人間の頭脳の一部の機能を拡大して、第二の産業革命を起こしつつある。しかし、AIの究極の姿であるシンギュラリティーは、人間の頭脳のほとんどすべての機能を複製、拡大して、まったく新しい世界を創り出す潜在力を秘めている。
本書は、こうした認識をベースに、著者の豊かな知見を通して、人間が行ってきた技術革新とは何か、人間とは何か、人間が信じてきた神(宗教)とは何かを考察し、今後人間がどのようにAIに向かい合うべきかを提示する。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ロマンチッカーnao

25
AIがこのまま進化を続ければどうなるのか。人間同様に感情を理解し、意思を持ち、しかも、その感情に関係なく理性的に合理的に、理論的に最適な答えを出す。Aiがやがて世界を支配する。逆に支配されなければ、人間は、増え続ける人口、広がる格差、食糧難、戦争、交じることのない文明などで人類は破滅するかもしれない。興味深く読みました。全面的に賛成はできないけど、この未来を知っておくことは非常に有益。良い本でした。2018/04/19

Matoka

16
面白かった。よくあるAIの話ではなく、哲学や宗教や自由や、人間がこれからどう生きるかという話だった。シンギュラリティーは必ず来る、その時に人間の判断はいっさい入れず全てをAIに任せるべきだという考え方がとても新鮮だった。実際に著者の考える「AIの自立宣言」も載せられているが、6に書かれている内容が怖いなぁと感じた。SF映画を観終わった様な読後感だがとても現実味も感じられる。2018/07/04

hannahhannah

14
AIについて哲学や宗教的な側面から語った本。文章から著者の人間への諦念が感じられた。何か難しいこと書いてたが、簡単に言うと「AIを唯一神にして共産主義の社会を作りやがれ、オラ!」である。人間が統治したから共産主義は腐敗したが、AIなら大丈夫と書いていた。私は宗教は一切信じないが、AIの可能性は信じている。個人的には唯一神にする必要はないように思うが、裁判や政治は高度に発達したAIに任せた方が良いように思える。ろくでもないのが多いし。人間でもトランプやプーチンといった優秀なリーダーは素晴らしいんだけどね…。2017/11/30

ふじっこ

10
筆者が見据える未来。そこはAIが神託を齎し、迷える人間に既存の世界構造からの救済を施す。自分の存在に、自分の意志に、自分の感情に自由に生きる人生を享受することができる。そんな世界を想像すると特異点以前の私は不安で、淋しくなる。人々の求める人間らしさという感覚も変わっていくのだろう。2018/04/04

miyatatsu

9
個人的には第4章の考えがとてもおもしろかったです。AIについて肯定的な意見が多い昨今において警鐘を鳴らす筆者の考え、とても参考になりました。2018/05/12

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