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内容説明
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常識にしばられない子どもの多様な質問、そして名だたる先生方の回答が飛び交う番組「夏休みこども科学電話相談」。
ときに身近な現象にひそむ事実にうなり、ときに意外なおもしろさに笑ってしまう、「お話」の数々を再現。楽しみながら科学的な思考法にも触れられる1冊です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kinkin
104
ラジオで聞いたことがあるので読んでみた。子どもの科学の疑問に対して大学教授やそれぞれの分野で本も書かれている著名な人が回答する。そのなかから特に抜粋されたものを紹介。子どもというのは素直な目で物事を見ているのだな、大人なら聞けないこともちゃんと聞く。そんな疑問を今の教育は一方的に教えるだけで耳を傾けるということが少ないのだと思った。「カガミに映ると反対になるとどうして?」という質問があった。文中にも書かれていた哲学や物理学のテーマ、それを子どもが疑問に感じる、ちいさな科学者の芽生えだね。2017/09/11
岡部敬史/おかべたかし
95
空はどこからが空? など素朴な疑問と、丁寧な回答が楽しいのですが「うん」「はい」「わかりません」「そうなんですか!」など、子供の声をそのまま入れているのが、なんともいい味わい。子供の答えはかわいくも素朴でいやされます^^2019/10/14
ばんだねいっぺい
46
かき氷を食べるとなぜ、頭が…みたいな質問のパレード集。「はぁい。」みたいな、子どもの返事なんかがいちいちかわいい。2017/08/10
アナクマ
32
この番組はいいよね。熱く真摯に答える先生方を含めて、好奇心と知の伝授が交差するとき、人間でよかったとまで思う。◉空はどこからが空?雨のにおいって?人の心はどこにある?。質問は素朴だったり目ウロコだったり。「好きなのに嫌いと言ってしまうのはどうして?」なんて最高じゃないですか。◉ラジオ生放送の臨場感を書籍で伝える工夫もされていますが(子どもの息づかいやスタジオの空気)、まずはやはりライブで。2019/03/29
ふくいち
30
子供の頃TBSラジオ?子供相談室という番組があった。大好きでマンガ化されたシリーズ本を何冊も買った。何度も繰り返し読んだ。大人になって、子供にわかるように解説するのがいかに難しいかよくわかる。回答者の先生の横で別の先生がくすくす笑う様子が書いてあるのが面白い。感心したのが、草食動物と肉食動物の話。病気になった草食動物が群れから離れ、食べられることで、ウイルスが群れに広がらない!って、目から鱗の知識。鶏舎で外界と隔離されて、鳥インフルエンザで全滅って、自然の摂理に反した結果なんだろうか。2018/11/01