内容説明
パリティ対称性の破れ,CKM行列,ニュートリノ振動,ヒッグス粒子――
このような性質や現象は,どのような理論によって導かれるのか?
そしてそれらは,どのような実験によって実証されるのか?
実験の方法や観測データの意味を知ることで,素粒子物理を肌で理解することができる.
実験的観点を織り交ぜながら標準理論の成立と展望を解説する一冊.
◇◆本書では,以下のような素朴な疑問などについても解説している◆◇
●ヒッグス粒子やニュートリノ振動はどのように発見されたか?
●非常に短い中性πメソンの寿命はどのように直接測定されたか?
●中性πメソンのクォーク構造の重ね合わせの物理的意味は? また,符号はなぜマイナスなのか?
●dクォークと反dクォークのみによるメソンが存在しないのはなぜか?
●陽子中には反カラーがないのになぜ中性カラーになれるのか?
●Λバリオンと中性Σバリオンは物理的に何が違うのか?
●ヘリシティとカイラリティの関係は?
●時間を逆行する粒子とは?
●フェルミ定数の簡単な覚え方は?
目次
1章 標準理論でとらえる素粒子の世界
2章 レプトンの反応
3章 弱い相互作用と粒子の崩壊
4章 ハドロンとその特性
5章 核子のパートン構造とQCD
6章 ハドロンのクォーク模型
7章 重いフェルミオンとゲージボソンの探索
8章 CKM行列とその測定
9章 CP対称性の破れ
10章 ニュートリノ
11章 標準理論と今後の展望
付録A 物理定数と便利な使い方
付録B 特殊相対論
付録C 素粒子物理と量子力学的効果
付録D クレブシュ-ゴルダン係数
付録E 代表的な素粒子のリスト
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