文春e-book<br> アマゾノミクス データ・サイエンティストはこう考える

個数:1
紙書籍版価格
¥1,980
  • 電子書籍
  • Reader

文春e-book
アマゾノミクス データ・サイエンティストはこう考える

  • ISBN:9784163906911

ファイル: /

内容説明

◎米amazon 元チーフ・サイエンティスト◎
ジェフ・ベゾスとともに買い物の常識を変えた
科学者が明かす巨大データ企業の秘密。
Facebook,Uber,Google,Airbnb驚愕の戦略!
インターネット検索やグーグルマップ、フェイスブックでの「いいね!」や
インスタグラムへの写真の投稿など、意識的、無意識的に残すデジタル痕跡を通じて、
あなたがいつ、どこに行ったのか、どんな人とどれくらい親密につきあい、
何に関心を持っているかがデータ会社に把握されている。

■常識を逆転させたアマゾン
「編集者による製品レビューよりもカスタマーレビューの方が役に立つ」。
フェイスブックやウーバーなど巨大データ企業の秘密。

■そのつながりが経済を動かす
AT&Tによる他者とのつながりを利用したマーケティングでは契約率が5倍。
米国ではソーシャルなメッセージが34万人を追加で投票に向かわせた。

■1兆個のセンサーがあなたを記録する
全米では毎月1億件のナンバープレート情報が集められ、車がいつどこにいたか特定される。

■もしフェイスブック・ユーザーが死んだら
フェイスブックでは年100万~1000万人が死んでおり、誰がアカウント管理するかという問題が起きている。

■ウーバーのドライバーは悩んでいる
ウーバーで高い評価を確立したドライバーは他の配車アプリにも自らを登録するべきだろうか。
ユーザーがデータ企業に対して主体性を持つ条件とは。

■データエコノミー
フェイスブックの友達リストを見て融資可否を判断する金融機関。
暗記能力を問うのではなく学生同士の議論を促す教育アプリ。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Isamash

25
Amazon元データサイエンティストのアンドレアス・ワイガンド(ボン大卒、スタンフォード大物理学博士、今コンサルタントとしてデータ戦略指南)2017年出版著作訳本。匿名性有りと言っても簡単に個人が特定される現実が書かれ恐怖というかドキッ。巨大データを持っている企業があらゆることが出来るようになり巨大な力を有してきてることが淡々と書かれている。そういう中で例えばFace book利用しての自己データ提供と引き換えに自分のブランド構築や発信力信用力を高める戦略が書かれてるが、完全には追いていけない自分がいる。2023/04/19

Kiyoshi Utsugi

24
著者のアンドレアス・ワイガンドがamazonの元チーフ・サイエンティストだったため、日本語版は「アベノミクス」に引っ掛けて、こんな題名にしたんだとは思いますが、邦題は今一つだと思いました。 著者は物理学で博士号を取っている人なので、エンジニアが知りたがるHOWよりも、理学部出身の人が重視するWHYを中心に書かれているので、amazonがどうしているかを知ろうとして読む人には、期待はずれになるかもしれません。 「情報は21世紀の石油」と言うのが、なるほどね❗と思いました。2020/04/24

チャー

18
データサイエンティストでアマゾンに努めた著者が語る個人データの扱いに関する本。購入履歴や閲覧データから導かれる属性に加え、新たな側面を見出す手法やその内容は大変重厚であった。情報の加工の必要性について、そのままでは役に立てることができないという意味合いで、原油を引き合いに出し説明されており理解しやすかった。データに振り回されるのではなくデータでより生活が一層よくならなければならないという主張は印象的。2023/08/18

koji

17
大いに示唆を受けました。AI、IoT、ビッグデータ、SNS、ソーシャルグラフ、クラウドファンディング等2017年のKeyWordは、まさに「データ、データ。データ」だったと思います。本書は豊富な事例を紹介し、膨大なデータを駆使し適切な意思決定を導く6つの権利を提言する書です。事例の中では、とりわけ(私の仕事に関連する)融資判断が興味深いものでした。アファーム社のソーシャルデータを活用した短期信用貸付システム。出身大学、履修講義、成績等を参考に収入の伸びを予測し融資審査するフィンテックベンチャー等です。2017/12/28

rey

13
Amazonの元チーフサイエンティストで現在は独立系研究所の創設者として幅広い企業にデータ戦略を指南しているビッグデータの専門家によるソーシャルデータの解説本。Amazonがデータをどの様に活用してきたかに始まり、情報そのものが世界最大の産業になっている現状を明らかにしてゆく。プライバシーとソーシャルデータ活用の問題にも触れ、データ利用の主体性を個人の側に取り戻す大切さを訴えている。その考えには共感するけど現実的には難しそうだなぁ。因みに邦題はセンスなさ過ぎ。原題"DATA FOR THE PEOPLE"2019/03/11

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11992742
  • ご注意事項

最近チェックした商品