角川文庫<br> 西郷隆盛 新装版

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角川文庫
西郷隆盛 新装版

  • 著者名:池波正太郎【著者】
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • KADOKAWA(2017/07発売)
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  • ISBN:9784041058411

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内容説明

「本書によって西郷のみならず明治維新の革命の真相を理解できたと思う」(解説より)――作家・常盤新平氏
近代日本の夜明け、明治維新に燦として輝きを放つ西郷隆盛。「西郷は真の政治家でありながら、世に横行する政治家ではない。西郷は詩人の魂をもった理想家であり教育家であった。芸術家になっても、すばらしい業績をのこしていたろう。そしてさらに、西郷は軍人でもなかったのである」と著者が言い切った男の半世紀の足どりを克明に追った伝記小説。名匠が描いた維新史としても読みごたえ十分の力作。
※本電子書籍は、昭和五十四年四月に刊行された『西郷隆盛』(角川文庫)を底本としました。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

56
西郷どんは明治維新で確かに輝いていたと思います。半生がコンパクトにまとめられていましたが、それでも十分読み応えがありました。維新の歴史をも描いたと言っても良いのですから。2023/03/09

ちゃとら

53
鹿児島旅行から気になって手に取った。池波正太郎さんには珍しい書き下ろし。そして『鬼平』がスタートする前の作品。西郷隆盛は武士では無かった。肥満症と病気を持っていて、後半は、軍服も苦しく馬にも乗れなかったとか。また西郷さんの知らない一面を見れた気がした。2022/11/07

とん大西

49
大河の予習で初西郷さん。幕末は得意でないので頁数の少ない本作を選びましたが、これがミスったか。本編の7割ぐらいを占める大政奉還までの流れが超ダイジェスト。幕末のドン濃い事件が多すぎて主人公の西郷さんが霞んでいたような印象を受けました。明治に入ってから、漸く西郷さんの苦悩に喘ぐ様子が感じられました。ただ、もう、この時代になると敷居の高いゴリゴリの政治ドラマに西郷さんも埋没してたような…。勉強不足でもあり、ちょいと自分にはあわんかったかも。やっぱり幕末モノって長編の方がええんかな?2017/10/08

どぶねずみ

42
池波正太郎さんの西郷さんはとても読みやすく、スッと頭に入って理解しやすい。まだ西郷さんのことは3割も理解できていないけど、とても熱意のある方だったというのはわかる。斉彬さまという後ろ楯を失い、どれだけ歯車が狂っただろうか。ずっと水戸で学んでいたら、徳川慶喜様とタッグを組める日も来たんだろうなぁと思うと残念でならない。私がまだよくわからないのは西南戦争。西郷さんが自死されるきっかけだが、常に久光(呼び捨て御免)に歯車狂わされたのではないかと思えてならない。久光さえいなければ、歴史は変わっていただろうな。2022/05/05

saga

39
西郷どんは実際に魅力的な人物だったのだろうと感じさせる筆致。明治維新を西郷の視点で見る小説だ。あまりにスムースに政権交代が行われたかに外国には見えた維新だが、内実は維新の原動力となった薩長土肥の有力者同士の反目、各藩・士族の不満に政府は傾注せざるを得なかった状況がよく判る。政治経済について旧幕府に代わって近代化を推し進めたい明治政府の役人、今でいう国会議員、国家公務員の命懸けの働きが伝わってくる。それにしても西南戦争で西郷を失った重大さが惜しまれる。2017/12/22

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