内容説明
冷めた女子高生の白藤鈴蘭は、春にしゃべるシェパードと知り合ったことから、街一番の富豪の三日月家に犬の散歩係兼、御曹司・紫檀の朗読係として雇われている。ある日、鈴蘭はクラスメイトの姫撫子に夏休み限定で百貨店でアルバイトに誘われる。それを紫檀に話すと、三日月家との仕事のかけもちが大変だろうと、三日月邸に居候することに!?
百貨店で遭遇した「謎」を紫檀に話すうち、鈴蘭は紫檀に初恋の相手がいることを知る。それ以来、気持ちがすっきりしない鈴蘭をさらに混乱させる出来事が起きて――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あゆみ
21
★★★★★ 鈴蘭だけがシェパードのマダムと会話できるという設定はもちろん惹かれるが、2巻を読んで鈴蘭と紫檀の関係、というよりデレた紫檀がとても気に入ったのでこのシリーズ大好き!普段クールで無口な紫檀だが話すと「夏休みの間、ここに住めばいい」「お前の声を聞けばすぐにわかる。近づけば匂いでわかる。だが泣き声はあまり聞きたくないと思う。できれば笑ってくれているほうがいいと…いつも思っている」と意外と大胆なことを言うのがツボ!2017/07/27
陸抗
18
今度は、百貨店での謎をメインに、鈴蘭と紫檀の距離も縮まってきてニヤニヤ。鈴蘭も少しずつ友人が出来てるし、夏休み明けの学校生活もがらりと変わりそう。百貨店の屋上、最近は上がれる所も減ったのかな?上がれれば、小さな神社もお詣りしたい。鈴蘭と父親との確執は、次の巻できちんと和解して欲しいな。2019/01/15
アカツ04号
13
シリーズ2冊目。今作は夏休み中のバイト先である百貨店を舞台にした連作。最後紫檀の距離の詰め方に凄く照れながら読んだ。運命じゃないかこんなの! あと個人的に小野氏のキャラも好き。前巻と比べて鈴蘭が随分と年相応になってきたのが良い。友達に恵まれてるなぁ。父についてわだかまりが残る形に終わってしまったのは残念だけど、離れていた時期が長い分仕方ないのかな。不器用な親子同士だし…。それにしても続きは無いのか…。鈴蘭と紫檀その後も気になるよ!(2/17-21)【2022-7】2022/02/21
ホシナーたかはし
9
7割が鈴蘭のことが心配で、残り3割は面白かったので購入。推理は甘くぬるいかもしれませんが、これくらいが丁度良いかもしれません。親父との対立が短かったのがちょっと気になりますが、完全に親父を許していないところが、かえって良かったと思います。巻を追うごとに女の子らしい感情に目覚めていく鈴蘭、今後も楽しみなようなさびしいような。2017/08/04
barcarola
6
シリーズその2はお仕事ミステリ。全体の雰囲気も謎解きも前巻より良くなっていると思う。もう少しマダムの存在がストーリーに絡んでくれるとなお良かったのだが。2022/10/15
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